日本カメラが休刊した
「三大カメラ雑誌」(毎日、アサヒ、日本)の中で最後まで頑張っていた「日本カメラ」が遂に休刊になるらしい。
私自身は、去年まで「アサヒ」か「日本」を年に何回か買っていたが、紙の雑誌自体が売れなくなっている時代、その上にジャンルとしても活発とは言えない「カメラ/写真」の情報誌が減っていくのは仕方のない事かもしれない。
それでも、フィルムカメラの時代から原理的で重厚な写真やカメラの情報誌として、ある意味「カメラ雑誌のNHK」的な存在だった「三大カメラ雑誌」が全てなくなるとは、残念なことだと思う。
なお、今回の休刊は母体の出版社自体が清算するとのことで、新聞社が母体だった「毎日」や「アサヒ」と違い、Web媒体を含めて、雑誌もムックもその存在が消えることになる。
そうなると、内容が充実していた各機種ごとのムックも、今後は出ないのだろうか。
雑誌もそうだが、ムックが出なくなるのはかなり残念だ。各機種ごとに深く掘り下げた記事が面白かったのに。
「カメラ雑誌」としては、まだ「デジタルカメラマガジン」も「CAPA」も「フォトテクニックデジタル」もあるが、内情は苦しいのだろうと思う。個人的にできる限り買っていくので、今後も続いて欲しい。