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目的をはっきりさせることで優先順位がつけられる

これはダイエット中に「乗り切ることができた理由」でもあり、友人との相談でもよく出てくるテーマなのですが…

「ダイエットには明確な目的意識があった方がうまくいく」
目的意識をはっきりさせておけば、いざという時に『これだけをやる』という防衛ラインになる
ということが、すごく効きました。


そもそも、あなたは本当に「やせたい」の?

「ダイエット」と一口に言っても、段階や目的は様々です

例えば、ぼくはダイエット直前の平均値が115キロもありました。
だから、最終地点が「普通」だろうが、「マッチョ」だろうが、とりあえず痩せないと運動できる範囲が限られてくる体重でした。

115キロという体重がとにかく不便すぎるから、当初は
まず体重を落とさないと、選択肢がない
という理由から、最優先は体重を減らすことでした。

体重を減らすことが最優先なら、とにかく「食べない」こと!
運動しなくてもいいから、最小限の食事でダイエットを回し続けること
が大事になってきます。

だから、ぼくが90キロまで痩せるまでは、ほぼ食事制限だけでした。

90キロになってからはウォーキングもしてますが、すごく楽です!
体に「動け!」と司令を送らなくても、「家まで歩こうね」と司令を出したら次の瞬間には着いてるぐらいの感覚で、運動が楽になりました。

一方で、最初から痩せてて、
「美容や筋トレのためにダイエットをしよう」
という場合は、違います。

筋肉はタンパク質です。そのため、
「タンパク質以外の余計なものを取らないこと(糖質制限・脂質制限)」
が大事になってきます。

その上で、アスリートや美貌を売りにする人なら、
「体作り(トレーニング)」
になってきます。
ムキムキであっても、筋肉が付きすぎたらスポーツのパフォーマンスが上がらない競技だってあります。

トータルできれいに見えるにはどこの筋肉が必要なのか?
自分がつけたい筋肉や機能をどうやってつけるか?
という話になってきます。

だから、食事の内容はダイエットと近い部分があるけど、その後のトレーニングはなりたい体の数だけ分岐していくことになります。

「痩せて健康になりたい」
「キレイに/かっこよくなりたい」
「パフォーマンスを向上させたい」
は、全部同じダイエットの目的として挙げられがちです。

しかし、厳密には似て非なるものです。
自分の本当に目指しているものを段階や状況、仕事柄によってわけないといけません。

このように、
「目的によってダイエットの方法が変わる」
「同一人物であっても、段階によってダイエットの方法を変える」
という形が、大事になってきます。

だから、目的は大事なのです。
頑張る・ゆるめる・今できることを把握する・レベルアップさせる
状況に応じた判断をする、自分に必要な情報やダイエットを選ぶ時には、自分の目的意識がとても大事です。

最終防衛ラインを決めて、ピンチの時はそこまで下がれ!

冒頭が「最終防衛ライン」という話をチラッと話しました。

これは何かというと
「ダイエットを続けるために、継続困難な時にはゆるくする」
という発想です。

「毎日厳しいダイエットをすべきだ」
といいたいのですが…ダイエットは短くても2ヶ月ぐらい、長いと半年、1年の長期戦です。

日常生活のトラブルに必ず見舞われます。
「仕事か、ダイエットか」
「体調か、ダイエットか」
と天秤にかけざるを得ない時が必ず来ます。

やめそうなぐらいツラいことがあった時、ぼくは「最終防衛ラインだけは死守する」という方法でなんとかダイエットを守りきりました

これさえ守っていれば予定通り痩せられる
というギリギリのラインまで一度下がることで、ダイエットをやめないで続けることに成功しています。

激ゆるダイエットがダメとも限らない。

正直、最終防衛ラインは激ゆるで、3日に1回はラーメン・餃子・チャーハンのどれかを食べてました。
でも、最終防衛ラインで粘ってる2ヶ月間で12キロ痩せてます。

なんで、そんな脂っこいもの食べてたかというと…
「カロリー制限」
が最終防衛ラインだったからです。

もちろん、脂質やタンパク質、運動だって大事ですが…トラブルを抱えた時にはできもしない理想論など言っていられません。

かといって、
「太ってしまったり、やめてしまったら今までの努力が水の泡だ」
と判断したので、最終防衛ラインで踏ん張ってみました。

経緯を聞くと
「なんかダメそう」
「ダメとまで言わないけど、ダイエット効果は落ちそう」
と思うような理由なのに…結果は一緒。

それどころかゆっくりと痩せていくから「停滞日」にさほど引っかからないで、同じだけ痩せてるからかなりストレスフリーでした。

(自分を含めた)人間の考えなど、いつも正解してるとは限りません
少し状況を変えてみることで「もっといい方法」が見つかったりもします。
逆に、痩せるペースが落ちることで危機感が湧いて「このままじゃダメだ。しっかりダイエットをしよう」と高いモチベーションでダイエットに戻っていけることもあります。

続けられなくなっている直接的な原因は多忙や環境からのストレスかもしれませんが…案外モチベーションが落ちてたからストレスに弱くなっていた側面もあるかもしれません。

だから、ツラくなったら、ダイエットを緩めてもいいんです。

「やめる」前に一度下がって見てください。
他人のために、見栄を張るためにダイエットするんじゃないんです。
自分が痩せて、人生をより良くするためにダイエットするのです。

ゴールを目指してきちっと続けることが最優先です。
普段は「防衛ラインより少しだけの前のダイエット」をして、いざという時はダイエットが続く防衛ラインに下がりましょう。

痩せられても、痩せられなくても「正解」に近づくし、我慢を減らすことでモチベーションが上げられるかもしれませんよ。


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