読書ログ☆脳科学者が教える本当に痩せる食事法
ダイエット本のレビューです。
[脳科学者が教える本当に痩せる食事法] スーザン・P・トンプソン
正直なところ、ここに書かれている食事法自体はふーんと読む程度だったのだけど、心理学的な観点で、参考になるなぁと思う点が多かったので、そのあたりをまとめてみる。
(私の言葉で要約しているので本の表現と多少異なります)
<ダイエットを継続するためのポイント>
★宣言と報告
計画にないものを食べてしまいそうな状況に役立つ手段(本文中ではブックエンドと書かれていた)
イベントなどの前に、ダイエット中だと知っている友人に「今度○○があって不安。でも誘惑に駆られた時はこう対処して乗り切ろうと思う。」と伝える。
イベントが終わったら、こう伝える。「誘惑に負けなかった。すごくいい気分!応援してくれてありがとう。」
つまり、あとで成功の報告をすると前もって決めておくことが大切。
→ダイエットを一緒にがんばったり、ちょっとしたことを話せる仲間をつくる
★4つのS-失敗したときのキーワード
speed スピード
self-talk 自分との対話
social support 周囲の支援
seek the lesson 教訓を探す
①スピード
例えばお菓子を食べ始めたら止まらなくって一袋食べてしまったときに、
「どうにでもなれ効果」の犠牲になり全て台無しにしないように、
来週からではなく、明日からではなく、今すぐに「再走」しよう。
→1回できなくたって全部が無駄になるわけではない!ヤケにならない。
②自分との対話
自分自身を友人だと思って励ましてみる。食べたことを恥じると過食につながる。
→日記に書き出してみることで自分自身との対話をする。自分の出来ていることに着目して自分を認める。誘惑に負けそうになったら、本当に今食べたい?ときいてみる。
③周囲の支援
失敗したときに1人になりたいと思うもの。でも、このダイエットを一緒に歩んでいる人たちに連絡をとることが大切。何があったか、自分がどう感じているかを話してみる。
→孤独にダイエットするより、伴走者や仲間がいた方が続けやすい。
④教訓を探す
失敗したら、最初の一口に繋がった生活や精神状態や考え方や行動を振り返る。それを教訓にする。
→次同じ状況になったらどんな作戦を立てる?を考えてみよう。
★停滞期の乗り切り方
適切な食事をしていても体重が4週間以上も全く減らない場合は、食事量を減らす。
→質より量!の基本に戻る。体重が減ってくると、ダイエット開始時の体重が減る量でも、今の自分には維持の量になっているかもしれない。気持ち六分目(まだ食べたいけど空腹でない)くらいにしてみて体重の変動を確認する。