約6年間続いた氷食症
悲劇の始まりは、中学2年生の頃。
「氷が食べたい・・・」
急に「氷が食べたい」その衝動に駆られました。
その頃、既に月経は始まっていて、とにかく量が異常でした。
「氷食症」
というワードを聞いたことがある方もいるかもしれません。
その名の通り、氷を食べるという異食症の一種です。
妊婦さんに多く見られる症状のようです。
当時の私はというと、コップ一杯に氷だけを入れて、それを食べていました。
氷を作るお皿を4つほど自分で買い足して、自分専用の氷ゾーンを作っていたほど氷にどっぷりハマってしまっていました。
学校にも水筒に氷を入れて、それを砕く用のフォークを持参していました・・・。
「どうしてそんなに氷を食べているの?」
そう聞かれても、自分でもわからなかったんですよね。
「何故だかわからないけれど、氷がとても食べたい」
そう答えるしかありませんでした。
病院に行っても、「貧血ですね」と鉄分のお薬を処方されて終わる。
でも一向に改善しませんでした。
コップ一杯では足りず、コップを二つ用意して氷を食べ続けていた時期や、冷凍庫の前から離れることができずにいる時もありました。
そんな私ですが、短大1年の頃、ある病院の先生と出会いました。
今思えば、私の運命を変える出会いだったと思います。
先生は私に、漢方を処方してくれました。
・・・この漢方が凄かったんです。
人それぞれ症状は違うし、体質も違います。
だからそこ、漢方にはその人その人にあったものが処方できるのです。
漢方以外にも、毎朝プルーンを食べるようになりました。
漢方、そしてプルーン。
この2つのおかげで、私は今氷を食べていません。
何か飲み物を飲む時も、氷なしで飲むほど冷たいものを受け付けなくなりました。
今、もし氷食症で悩んでいる方がいるならば、答えられる範囲での質問にはお答えいたします。
でも、そうしている時間にもきっと氷が食べたくて食べたくて仕方がないはず。
わかります。私もそうでした。
「氷がない!!!」
と家族に怒られてしまうほど。
今は病院に行くことがあまりできないかもしれません。
それなのであれば、一度プルーンを食べてみてください。