稀代の名機か PENTAX K200D
皆様こんにちは。いつもの地鶏です。
CP＋2025の開催が間近になりましたね。各メーカーの新製品情報が色々と出てきています。
直近だとSIGMAさんの発表があり、新製品(特にSIGMA BF)について色んな方が議論や感想を述べているなど盛り上がりを見せています。スタイリッシュでかっこいいよねBF…
そんな新製品発表等で盛り上がりを見せる今、筆者が紹介するのは……中古で手に入れたPENTAX K200Dです。
smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM
(因みに前々回はK10Dを記事にしました。時代遅れとか言うな)
PENTAX K200Dとは。
PENTAX K200Dは2008年2月22日に発売が開始されたデジタル一眼レフです。
名前からも分かるかもしれませんがK100DやK100Dsuperの後継機と言える機種ですね。
有効約1020万画素のCCDセンサーを搭載しておりボディ内手振れ補正等を引き継いでいる順当な後継機です。
…が同年の12月あたりには終売となったという販売期間が非常に短いカメラでした。1年も無い…
そんな経緯があってかここ最近では珍しい方のカメラのようです。(中古取引価格も上がりつつあるような…)
人によっては「幻の名機」と言うとかなんとか…
ここからは筆者がK100DやK10D等との差の中で個人的にピックアップしたい良いところを書いていきます。
その１ カスタムイメージが2種類から6種類へ増加。
個人的に筆者が一番良さを感じたのはここです。
従来、「ナチュラル」「鮮やか」のみであったカスタムイメージが「人物」「風景」「雅(MIYABI)」「モノトーン」を加えた6種類に拡張されました。
特に「風景」と「雅(MIYABI)」は鮮やかな発色をする画作りのK200Dとの相性が良く、より印象的な写真が撮れるようになってます。
PENTAXブランドのCCDセンサー搭載デジタル一眼レフの中でカスタムイメージがここまで揃っているのはK200Dとのちに出るK-mのみとなり、これだけでも特筆すべき点かと思います。
独特な色合いに。
その２ 画像処理エンジンが「PRIME」に。
K200Dは元々上位機であったK10Dから画像処理エンジン「PRIME(PENTAX Real Image Engine)」を引き継いでおり高感度耐性が良くなっています。
ISO感度は100-1600まで。そこそこ感度を上げても(と言っても今の基準だと低いですが)良い写真が出てきます。
森のたぬき。
その３ 防塵防滴・センサーダスト対策の追加。
K200DはK100Dと同じクラスでありながら防塵防滴になりました。(約60箇所)
既に発売から17年が経過しメーカー修理も非対応となっているため、頑丈なのはありがたいことです。これから大事に使っていきたいですね。
センサーダスト対策も追加されており、DR(Dust Removal)によってセンサー面に付着したゴミを手振れ補正機能を応用したセンサー振動で振るい落とすことで対策しています。ガコガコ鳴るだけ。ダストアラート機能も追加されておりセンサー面に付着したゴミを画像にしてわかりやすく視覚化することでセンサー清掃がやりやすくなります。今のPENTAX機には無い機能ですね。
その４ なんか良い。
最後にこんなことを書くのかよ…と思われるかもしれませんが、なんか良いんですよね…
数値化できない何かがあるんです。今となっては何もかもが時代遅れなカメラなんですが筆者は間違いなくこのカメラに魅了された一人です。
技術の最先端を行くカメラでがっちり撮るのも良いですが、今の時代にこういうカメラで肩の力を抜いて写真を撮る。とても楽しいものです。
出てくる写真も所謂 PENTAX らしい写真で素晴らしい写真が撮れます。これは間違いなく名機でしょう…
K200Dで撮影した写真たち。
ISO100 F4.5 1/800s
ISO100 F4 1/1600s
ISO100 F4 1/1600s
ISO100 F4 1/60s
ISO100 F3.5 1/50s
ISO100 F5 1/1000s
ISO1250 F5.6 1/60s
ISO100 F6.3 1/640s
ISO100 F5 1/1000s
ISO400 F5.6 1/100s
ISO100 F5 1/125s
まとめ。
いかがだったでしょうか。今回はPENTAX K200Dのことを記事にしてみました。
新製品が続々と出てくる昨今ですがたまにはこういうカメラにも目を向けるとまた違う写真や感覚に出会えるかもしれません。
タイトルに書いてますが、筆者はこのカメラを間違いなく名機だと思っております。皆さんはどうでしょうか。
それでは今日はこのへんで。では。
冬なのでね…。