様々な理由で座ることが苦手なお子さんにオススメしたい姿勢保持クッション〈LAPS kids〉
体幹が弱く、座る姿勢がとりづらいお子さんにおすすめしたいのがこの「LAPS kids(ラップスキッズ)」。様々なタイプの椅子に取付けることが可能で、優しく姿勢をサポートしてくれます。
柔らかい座面と独自のデザインによる体へのフィット感が、長時間の使用でも快適に過ごせるようになっています。
Diditがこの商品をセレクトした理由
(仕入れ担当:後藤)「様々な理由で座ることが苦手だったり、辛い思いをしている子どもたちに、少しでも楽しいと感じてもらえることができる商品を探していました。そんなとき、特別支援学校様の福祉機器展で製造元のタカノ(株)さんとご一緒させていただき、この商品「LAPS kids」を知りました。
座ることが苦手な子供にとって良いなと思った理由として、
・使用場所が限定的でない(幼稚園、保育園、学校、家庭内、外出先、など)
・持ち運びがしやすい
・簡単(ワンタッチ)取り付け
・カバーが洗濯可能
などがあります。ユーザー視点に立った商品ということですね。
LAPS kidsを使った子供たちが、座ることに苦痛を感じることなく、また子どものみならず、周りにいる大人たちにとっても、心地良い居場所作りの一助になれば喜ばしいことと思います。大人たちがご機嫌になれば、ご機嫌の連鎖で子どもたちも必然的にご機嫌になりますからね…」
たしかに「姿勢保持」は様々な場所で必要になってくるので、こういった機能の商品は嬉しいですね。製造元のタカノ(株)さんにお伺いして、LAPS kidsについてさらに色々と聞いてきました!
ご対応いただいたのは、長野本社より商品開発スタッフの宮坂隆寛さん、東京営業所ヘルスケア部門営業の赤羽加奈子さん、上條香菜さん。聞き手はトッケン後藤です。
―どのような経緯で開発されたのですか?
元々既存商品でバンビーナチェアという姿勢保持用の椅子があったのですが、ユーザーさんから「手軽に携帯可能で安価なタイプが欲しい」とのお声をいただいたのがきっかけでした。
簡単に椅子に取付けることができるタイプであれば、お子さんや保護者、療育現場の方々にも喜ばれると思い開発に着手しました。
ー開発するうえで、苦労した点などはありますか?
モニタリングを繰り返す中で、年齢や体格、子どものニーズに応じたサイズや仕様を決めるのに苦労しました。モニタリングではユーザーさん、販売店、作り手の3者が意見を出し合いながら何度も試しながら、仕様、寸法を決めていきました。
最終的には、お子さんの成長に合わせて使用できるようにS、M、Lと3タイプ取り揃えることにしました。あとは価格設定をどうするかとうことも大きな課題でした。
ー開発にはどのくらいかかりましたか?
開発に着手してから発売までに約半年かかりました。元々大人用の座位保持クッション『LAPS』という基本形があったので、モニタリング期間を含めても比較的早い段階で販売までこぎつけることができました。発売開始は2018年です。
―LAPS kidsという商品名の由来を教えてください。
モノが安定するには3点以上で支える必要があります。人が座る時には坐骨という体重を支える骨があるのですが、坐骨と一緒に骨盤から腰椎まで包むように支えると楽に座れるという考え方から、腰椎(Lumber)・坐骨(Anchor)・骨盤(Pelvic)を幅広く支える(Support)ということで、それぞれの頭文字をとって「LAPS」と名付けました。子ども版は「LAPS kids」です。
―商品展開についてもお聞かせください。
まずカラー展開ですが、想定する使用空間(学校、ご家庭内、おでかけ先)において、違和感なく使用でき、可愛らしさもイメージしながら決めました。
LAPS kidsには清拭タイプがありますが、こちらはユーザーさんからのご要望で今から2年前の2022年に発売しました。各地の展示会へ出展はもちろんのこと、実際に使って頂いているユーザーからさんからの生の声を伺うことを、これからも努めてまいります。
私たちは使い手の皆さんに寄り添うものづくりを目指してます。仕様だけでなく、価格、サイズ展開、仕様、カラーバリエーション等を取り揃えることで、使っていただく方のお役に立てないと意味がないと思っています。
―本日はお忙しい中、ありがとうございました!
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