見出し画像

なぜいま‥ 18 Oct 2021

日記2日目。
本来なら今日から今年最後の学期、ターム4が始まるはずだった息子たち。
今日は、政府から今後のコロナ警戒レベル見直しに関しての発表が予定されている日だった。午後4時から、首相と保健省長官の会見があった。
見直しについての発表会見は必ず見るようにしているけど、なんだか、裁判長の判決文読み上げみたいだな、といつも思う。主文が後回しでまず判決理由から述べられる死刑判決。。。首相の長々とした経緯や現状の説明が冒頭から続くと、「ああ、まだロックダウン延長ってことだなきっと」と思って、だいたいいつもその通り。
今日の会見でも、現状の警戒レベル(ロックダウン)をあと2週間継続する、と発表された。
学校では本来は試験期間が始まるはずだったのに、試験はおろか、それ以前の授業も十分に行われていない。自学自習だけでモチベーションを保てるような生徒は、そもそもの出来が違う。学校で、教室で、ようやくスイッチが入るタイプの生徒(とくに珍しくもないと思うけど)、うちの息子たち。。
ゆとり世代どころではない、どんなふうに括られる世代になるのか、心配がつきない。。。

今日の発表をきいて、政府はもう新規感染者数の推移よりワクチン接種率向上による対策にシフトしたような印象をうけた。
前回のロックダウンではルール違反がひどく咎められ取り締まりが厳しくされた。なのに、今回のロックダウンでは取り締まりは前回のような厳しさはないし、人々も真面目にルールを守ろうという真剣さがなく見つからなければいいや的な行動が目につく。人出も交通量も、前回のロックダウンのときとは全く違って、今まだ本当にロックダウンしているんだっけ?と疑うほどに多い。
2週間のロックダウン延長の間に接種率を向上させ、同時にワクチンパスポートの準備も進める、そして2週間後に接種率が目標の90%に達していたら、新規感染者数はもう追わずにワクチンパスポート導入との二本立てでロックダウンを解除する、というのが私の読み。
教育機関勤務の夫は、勤務先からのメールで「学校職員は学校再開時には5日前以内の陰性結果と、接種済者はその証明、未接種者はその後毎週の陰性結果の提出が必要になる。これはすでに先週末時点で法制化されている。」という連絡をうけている。
なんだか、すべてタイミングが合いすぎてる。2週間のロックダウン延長は、そういう準備が整うまでの時間稼ぎ、にしか見えない。

あと、今日の発表で初めて、mRNAワクチン以外のワクチンのオプションを検討している、と保健省長官がほんの一言、言及した。現状、ワクチンはファイザーだけで選択肢がなく、mRNAワクチンがどういうものか、などというような話しは一切、会見の際の政府関係者側から出たことがないのに、ここへ来て急に、感染拡大防止のためのワクチン接種に異論はないがmRNAワクチンの接種に同意できないという人に対して、mRNAワクチン以外のオプションについて検討している、とのことだった。記者からの質問に答えての発言だったけど、記者の質問はそんなことは聞いていなくて、ただ、接種率を上げるのにじゅうぶんなワクチン供給を継続するためにファイザー製以外のワクチンなどを導入するかどうか、というようなことだった。きっと咄嗟にでたんだろうな、と思う。逆に、今までその部分に触れずにいられたのが不思議なくらい。

I was disappointed to see the decision by the government.
I’ve had a good image about our PM, but I think she’s become one of 'those politicians'. For me, it was the only positive side I have of this country, now it’s all gone. 
Compare to what options you can chose from in Japan, it’s so much less here, not just about the daily goods or food, but more important staff, medical treatment, medicine or vaccination. It's hard when you know there should be more selections of options out there in the world, but you only have one and can not chose at where you live. 

サポートをご検討してくださっているとしたらとってもありがたいです。でも、どうぞご無理のないように。。。 (ちなみに、記事で有料にしている部分は、個人的な情報がかなり含まれているからです。)