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Dichterhut
2021年5月20日 15:11
あるところに、老人がいた。その老人は、見た目はみすぼらしく、服も汚れ、お金もなく、仕事にもつかず、家族もおらず、家もなかった。老人は、毎日のように、なけなしの金で買った馬券を握りしめ、競馬場に入り浸り、勝ったときには酒を飲み諾れ、廃人のような生活を送っていた。時に怒っては公園のごみ箱を蹴飛ばし、時に自らの行いを恥じて泣いた。それはそれはみすぼらしく、感情のまま、心のままに。。。人は