#66　同じであることの安心感

先日、友人がオシャレなホテルに泊まっているのをインスタに上げているのを見ました。

8HOTEL茅ヶ崎【公式】エイトホテル茅ヶ崎 | 茅ヶ崎駅南口徒歩4分

2020年7月にオープンした、茅ケ崎にあるホテルです。

シンプルな客室の作りと、8hotelを象徴するように建物内どまんなかにプールがあります。

ホテルですが食事はなし、その代わり、茅ケ崎のグルメを味わってほしいというコンセプトのもと、近くの飲食店でお腹を満たしてくださいというもの。

サウナもあって、すごくオシャレなホテル、行きたい・・・。

気になってサイトを見ていると、おっ、これいいなと思うところが。

画面スクロールをするとフッターに出てくる「21分前に予約が入りました」の文字です。

オープン間もないホテルやサービスだと、大丈夫なのかな、他に利用する人っているのかな、と心配してしまうのが日本人の常だと思います。

顔も名前も知らない人だけど、「あ、予約する人いるんだ。じゃあ大丈夫かな。」と払拭されることが多いではないでしょうか？

もちろん「21分前に予約が入りました」が嘘かホントかはわかりません。

というのも、ある一括査定サイトで似たようなことがありました。

3/1 13:40 東京都〇〇区〇〇　査定申込
3/1 13:35 東京都〇〇区〇〇　査定申込

こんな感じでトップページにずらーっと並んでいました。

でも、プログラムに詳しい人に分解して解析してもらったところ、日付と時間を変更しているだけで、場所が変わっていないため、この査定申込はダミーですね、と。

それでもユーザーに安心感を与えられる材料としては効果を発揮しているので、ダミーであってもいいことなのかなとは思います。

もちろん、ふたを開けてみたらウソでした、の場合、信頼が失われてしまいますけど・・・。

誰かと同じであることに安心感を覚える日本人の心理をうまくついたUIだなと感じた話でした。

ちなみにぼくは人と同じであることがあまり好きではないので「変わってるね」と言われることが大好きです。