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#61 折れたバットの行方
プロ野球を見ていると、バッターが打った瞬間にバットが折れるところを見たことがある人、いると思います。
バットは木製なので、力が均一に行き渡らないと折れてしまいます。
特に、バットの先や、根っこと呼ばれる部分で打ってしまうと。
では、プロ野球の場合、試合中に折れたバットは、どうするのかご存知でしょうか?
そうです、再利用して「箸」になったり、サインを書いてファンにプレゼントしたり、無駄にするようなことがありません。
小学校3年生から高校3年生まで野球をやっていたので、少し経験談を。
小学校から中学校にかけて、地元のクラブチームに所属していました。当時監督を務めていたぼくの父は、口酸っぱく「道具を大切にすること」を教えてくれました。
野球のみならず、どのスポーツにおいてもそうだと思いますが、スポーツを教えてくれる人は、人間性を成長させてくれます。
道具を大切にする。
道具は誰が買ってくれたのか、だれが作っているのか、その人たちがいてあなたは目一杯野球を楽しむことができている。そこに感謝をしなさい、と。
また、道具がくたびれたら新しいものを買うのではなく、丁寧に手入れをして長く使えるようにしなさい。例えばグローブ、長く使えばあなたの手になじんできて、自分の手のように使うことができる。そして、いつかグローブがあなたを助けてくれるかもしれない、と。
そこから、毎日のようにグローブやスパイクの手入れをして、練習に臨んでいました。だから、グローブを投げたり、バットをたたきつけたりしたことがありません。傍から見ると態度が悪いし、選手として応援したい気持ちにはなりません。
また、大学の時に所属していたラクロス部では、4年生の時の最後1年間だけ、監督がいました。
その監督は学校の先生をつとめる方でした。
その監督も父と同じように、道具を大切にすることを教えてくれました。道具とは自分の体も含めて。
2人に共通することは、人に感謝をすることを教えてくれる、スポーツだけでなく、人間性を成長させてくれるということでした。
練習は辛かったけど、心身共に大きくなれたのは、ここがルーツなのかも、と、yahooの記事を見て浸りました。
おかげで物持ちが良くなってしまいました。
大学生時代に買った洋服とかたくさんあります。
断捨離・・・。