#57 LINE誕生の背景
地震が頻発に起こると、Twitterには当時の記憶を文章に出してくれる人たちがたくさんいます。
地震発生当時、家族と連絡を取り合っていたけど、メールだったっけ?LINEだったっけ?と思い返してみると、メールだったみたいです。
というのも。
LINEが登場したのは2011年6月23日でした。
災害時には回線が込み合い、家族と連絡をとることが難しい、そんな背景をもとに日本にはメッセージアプリが求められていると判断し、今に至るというものです。
2011年3月11日、当時大学1年生だったぼくは、ラクロスの練習が終わった後、チームメイトのみんなとレストランで食事をしていました。
そのさなかで今まで感じたことのない揺れ、冷静な先輩はこれはただごとじゃないとすぐに判断し、すぐにみんなを帰路につかせました。
当日は車で練習に行っていました。
自宅近くの高速道路で降りることができたものの、家までわずか6kmというところから6時間をかけて帰宅。
自宅につくまでの間、ひとり車内では家族に安全であることをメールで知らせることとなりました。
電話もつながらず、災害用伝言掲示板にアクセスもできない、そんな状況だったことを思い出します。
スマートフォンが今ほど普及をする前でしたね、そういえば。スマートフォンを持ってる友達はヒーローでした。
改めて、サービスが発展する背景には「必要だから求められている」ということを感じました。
企業のビジョンや、サービスの背景には、作り手の思いが込められており、それがにじみ出ていることも感じます。
件のインタビューも、使用していただいている不動産会社さんに話を聞くと、そんな話をしてくれたことがありました。
【誠意】や、企業のビジョンがサービスににじみ出ている、と。
そのインタビューをまとめていたことと、たまたま発見したLINEの話がぼくの中でマッチしたため、ふと感じた話でした。