#170 BtoBの企業がCMを打つ理由
BtoBのCMについて以前も書いた事があります。
大成建設がCMを打つ目的はリクルートのため、認知度を広げることであると。
今日、面白い記事がYahooに上がっていました。
以前、出前館のCMについても書かせていただきました。
浜田雅功が踊りながら歌うあのメッセージには「出前館」「あつあつ届くよ」という2つを消費者に伝えるものであると、結果、認知度が広がりコロナ禍において利用者が増えたというものです。
あれはBtoCなので、一般消費者向けへの直接的な宣伝効果を狙えるものでしたが、今回のAGCの記事を見て、改めてBtoBの会社がCMを打つ理由について腑に落ちました。
「テレビ離れ」と言われているものの、やはりTVCMの効果は絶大で、出前館やAGCのように、キャッチ―な歌やリズムというのは昔から耳に残ります。
CMが認知度を広げる目的だとするのなら、これ以上ない宣伝効果ではないでしょうか。
もし自分の会社のCMがキャッチ―なリズムなもので、街中でそれを口ずさんでいる人なんかいたら、多分すごい嬉しいと思います。
同時に、その会社で働けていることを誇りに思えるはずです、社員のモチベーションにも繋がる部分。
今回のAGCについても大成建設と同じように、一般消費者が直接その会社からモノを購入するわけではありません。
ですが、認知度が広がることでどんな場面で有利に働くことを考えた時に、AGCで言うと、「安心感」に繋がるのかなと思いました。
例えば、家の窓、オフィスの窓がCMがバンバン打たれているAGCと、聞いたことのない無名の会社だったらどちらの方が直感的に安心だと思うでしょうか。
聞いたことのある会社名の方がなんとなく安心と思うかもしれません。
そういった狙いもあるとしたら、CMが長期的に見た未来への投資という話が腑に落ちました。
各社のCM事情は知るほど面白いですね。