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ラブライブに見るベンチャー企業組織論

序章

ROLAND。

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言わずと知れたホスト界のカリスマ。

そんなROLANDの趣味をご存知ですか?

その趣味は、アニメ鑑賞。

中でも「ラブライブ」が好きなんだとか!

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ラブライブのファンは「ラブライバー」と呼ばれており、
ROLANDも生粋のラブライバーなのです。

そんなROLANDが先日「今夜くらべてみました」に出演をし、
「ラブライブ」についてアツい談義を繰り広げていたのを
テレビでそれとなく見ていました。

「ラブライブって、ベンチャー企業が大きくなっていく過程そのものと一緒だと思うんです。ベンチャー企業向けに色んなセミナーとかあると思うんですけど、ラブライブを見るのが一番いいと僕は思っています。」

そんな話が聞こえてきたため、
急に「ラブライブ」が気になってしまいました。

気になって思い立ったが吉日、
すぐに「ラブライブ」が配信されている動画サービスを検索し、
加入していたU-NEXTで配信されていることを確認。

テレビを見た3日後の休日にラブライブの1期を一気見してしまいました。

結論から言います

全ベンチャー企業マンは絶対に見るべきです!!!!!

なぜROLANDがあのようなことを言ったのか、
見て感じて思ったことをまとめてみたいと思います。

ラブライブについて

ラブライブのあらすじ

主人公が通う高校では入学志望者が減少していることに伴い、
廃校の危機に直面していました。

「自分の母校が廃校になってしまうのは嫌だ」
そんな時に「スクールアイドル」として活躍する「A-RISE」のライブを目撃した主人公は「これだ!」と活路を見出し
スクールアイドルを目指します。

スクールアイドルが認知されれば、入学希望者が増えて、
廃校を免れることができるんじゃないか。

幼馴染3人でスタートし、徐々に仲間が増えていき、
スクールアイドルの甲子園「ラブライブ」を目指し
活動をしていく物語です。

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幼馴染3人

ベンチャー企業と同じ、0を1にする

少しイメージしてください。

もし現実世界でも、女子高校生がスクールアイドルを
目指すということがあれば。

どうでしょう。

もちろん純粋に応援をしたいという方も多くいらっしゃるかもしれませんが、どちらかと言えば、いささか最初は冷ややかな目で見られることが
多いのではないかと思っています。

冷ややかな目ではないにしろ、
応援してくれるファンが定着するまでは
逆風に向かって歩き続ける道のりになることが予想されます。

人間は、なじみのないものに慣れるには時間を要します。

なんだってそうだと思うんですよ。

例えばベンチャー企業が新しいサービスをリリースしても、
「そんなの誰が使うんだよ」と言われてきた経営者はたくさんいます。

それでも認知が拡大してやがて市民権を得られたら
そのサービスが欠かせないものとして生活に定着をしていくのが
世の中の縮図です。

メルカリだってそう。
タイミーだってそう。

この「0を1にする」ことが
ベンチャー企業の立ち上げと同じ感覚だと思って1期を見て感じました。

ラブライブではそういった胸が熱くなる瞬間を垣間見ることができます。

胸が熱くなる名シーン!

主人公達が「スクールアイドルを一緒にやろうよ!」
と誘っても、やっぱり冷ややかに見られてしまっているのか、
日常的に断られてしまいます。

それでもあきらめずに仲間を集めて組織が成長していく過程なんかはベンチャー企業が成長する過程とそっくりです。

あるときは、スクールアイドルとして活動するために、
全校生徒にグループ名の募集を呼びかけました。

ですが、想像は容易いように、学校の廊下に設置した募集箱には、
なかなか用紙が入らない・・・。

しかし、募集期限を迎えた時に箱の中身を確認すると、
なんとそこには一枚の紙が。

匿名ですが、誰かがグループ名を記載した用紙を入れてくれたんです。

「こんな私たちでも誰かが応援してくれている」

こういう立ち上げの時って、たかが1通、されど1通。

本人たちにとっては「0が1」になったことがとてつもなく嬉しいんです。

そして迎えたスクールアイドルとしての初ライブ。

全校生徒に呼びかけを行い、衣装も作り、曲も踊りもたくさん練習をして、
いざライブ当日!

主人公たちがステージに立ち、幕が上がります!








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「そりゃそうだ!世の中そんなに甘くはない!」

観客は0人でした。

悔し涙を流しそうになる主人公達。

しかしその時、ライブ会場に1人の観客がやってきました。

そう、この時もまた、「0が1」になったんです。

「0から1を生み出す」ことって、
自分たちがそこにかける期待と
実際の世間の反応のギャップがすごく大きいので、
リアルな反応に直面をすると心が折れそうになるんです。

でも。
誰かがグループ名募集に1票をいれてくれた。
初ライブを見に来てくれた人がいる。

みんな密かに応援してくれているんです。

市民権を得ていないものを声を大にして応援し辛い世の中ではありますが、気にかけてくれている人は必ずいるんだ。

そう思わせてくれた話がラブライブにはありました。

大人がいない中で自分たちで行動をし続けること

主人公たちはスクールアイドルですが、これはれっきとした部活です。
「アイドル研究会」という部活に所属をしています。

高校生の部活であれば「顧問」がつくイメージがありますよね。

しかし「アイドル研究会」には「顧問」という大人の存在がいません。

そう、顧問がいないからこそ、
彼女たちは常に自分たちで考えて、
自分たちで行動をし続けているんです。

「ラブライブ」というアイドルの甲子園を目指して、
歌と踊りの練習、作詞、作曲、衣装作りなど
すべてを自分たちでこなしています。

ちなみにこの話に出てくる「ラブライブ」は、
第一回目の大会という前例のないものです。

スクールアイドルという未知の世界において、
どんな練習をするべきなのか、どんな衣装を作るべきなのか、
どの道を歩んでいけばいいのか分からないなかで、
大人の存在なしに考えて行動をし続けています。

考えて、考えて、行動して。
時には世間のリアルな反応を受けて心が折れそうになっても、
それでも行動を起こせるのは、主人公の膨大な熱量が影響しています。

CEOの存在

スクールアイドルを目指す主人公は
「ラブライブ」に出場したいという圧倒的な熱量を持っています。

最初は勧誘されても入部を断っていた周りのメンバーも
リーダーである主人公のその熱量に惹かれていき、
気づけばメンバーは9人に。

どんな組織でもリーダーがリーダーである所以は、
目指すべきゴールに向かってとにかく突き進む圧倒的な熱量を持っていて、組織の精神的支柱となります。

答えが見えない中でもとにかく自分とメンバーを信じて突き進んでいくこと、これがCEO像と重なって見えました。

CEO一人ではまかなえない部分は他のメンバーがいます。

作詞をするCOOとか、衣装を作るデザイナーとか、作曲をするCTOとか、
かつてアイドルを目指していた先輩(部長)が取締役になるみたいな、
企業における役割像として見ると、
「μ's」はメンバー全員で目標に向かって進む素敵な組織だと感じました。

 ※μ's:ミューズ。主人公たちのグループ名。

ROLANDが言いたかったこと

あらためて「ラブライブ」とは。

組織が力をつけて大きくなっていくことと、
目指すべきところへ向かって自分と仲間を信じて突き進むこと

その過程を見ることができる心震わせるアニメ

そんなことを言いたかったのではないでしょうか。


ベンチャー企業に勤めていなくても、
何かを感じ取れることが出来ると思います。

がむしゃらになる高校生を見て、学生のころに置き忘れてきた何かを取り戻したいと感じている人、ラブライブからもう一度何かに向かって歩き出してみるのもいいのではないでしょうか。


騙されたと思ってぜひ見てみてください。



マジでおもしろい。

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