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【麻雀】ワーケーションで旅打ちした
旅打ちという言葉ご存知ですか?
あんまりお行儀のいい言葉ではないのですが、旅先で麻雀やパチンコなどをすることです。こういう遊びをする方はたまにその関係の漫画などで書かれたりするので知っていると思いますが、知らない人は全く知らないと思います。私もあまりお行儀のいい方ではないのでワーケーションついでについ旅打ちしちゃったりします。
別におすすめもしないのですが、案外ワーケーションと相性いいなと思ってまして、こういう楽しみ方もあるということを知っていただければと思います。
やるのは麻雀の方です
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かの有名な博徒を産んだ群馬出身の自分は御多分に漏れずこういう遊び方をします。かつてはパチンコもやってましたが最近は専ら麻雀ばっかりです。あんまり強い方じゃないんですが、やってる回数はそれなりなので大事故にならない程度には打てると思います。
フリーとセット
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麻雀というと仲のいい人たちでワイワイやるものってイメージあると思いますが、実は違う遊び方もあってそれが「フリー」です。
そもそも雀荘での遊び方には「セット」と「フリー」という2つのスタイルがあります。
セットは最初にご紹介したやつです。お店は卓を貸して、仲間同士で集まってその卓で麻雀します。お店は卓の使用料として場代をもらうだけです。セットという遊び方しかできない雀荘のことを通称「セット雀荘」などと言います。貸卓のみなんて言ったりもしますね。
フリーってどういう遊び方?
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で、フリーはまさに「フリー」でふらっとやってきた人たち同士で麻雀をします。「初めまして。よろしくお願いします。」という感じです。いろいろとややこしいのでビジネスモデルについては割愛しますが、ご興味のある方は各自でお願いします笑。
「フリー雀荘」はフリーもできる雀荘という意味です。セットもできる場合多いですけどね。逆はないです。セット雀荘ですと言われたらフリーはできません。
このフリーはゲームの進行や点数計算などが自分でちゃんとできる人じゃないとなかなか成り立ちません。初心者に優しいお店もありますが、ワーケーションで行くような地方はハードモードの場合が多いですかね。なので点数計算などを人に頼ってる人はあまり来ません。ある程度腕に覚えのある人が多いです。
地方の雀荘のルール
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地域性について説明すると、地方にある雀荘はクセが強いところが多いです。具体的に言うとルールが違う。東京などの都市部では大手のチェーン店さんが多くありまして、そこが採用しているスタンダードなルールがあります。大体どこに行ってもそのルールを理解していればフリーで打てます。
そのルールですが、一番は「赤牌」の取り扱い。
Mリーグに代表されるように最近の麻雀ではこの「赤」が必ず入っています。いわゆるボーナス牌なんですが、それが面前か副露かで扱いが変わります。静岡はローカルなお店に2店舗行きましたが、どちらも祝儀は面赤でしたね。
あとは衝撃を受けたのが「先ヅモ」。
先日下田で体験しました。普通は自分の順番が来てから牌をツモる(取る)んですが、それが前の人が考えている間に先に取っちゃいます。せっかちスタイル。ポンとかが入って順番が変わると手に入れた牌を返します。
麻雀漫画の「オバカミーコ」や「鉄鳴きの麒麟児」でそんなシーンがあるんですが、噂には聞いていましたが本当にあるんですね。お行儀のいい店では考えられないです。でもまぁ自分はしなくても怒られるようなことはありません。他人を許容できるかどうかです。
あと北海道では「東場南場」が「東場北場」というルールもあるとか聞いたことがあります。
ルールが違うことはいいことばかりではないのですが、その土地ならではの遊び方なので面白いなと思ったりします。自分もまだ体験していないルールが結構あるのでめっちゃ気になります。その土地に行って特殊ルールの雀荘があればぜひ行ってみたいです。
地方雀荘の客層
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そもそも雀荘というところは8割常連で構成されているので毎回初めてのお店は緊張するのですが、地方の雀荘ではそれが顕著です。自分以外は基本全部常連です。その常連はまさに地元でお仕事されている方。そのためみんな仲良くおしゃべりしながら麻雀を打っていて非常に和気あいあいとしています。
ちなみに都市部では誤解を招くトークは「三味線」と言われて嫌われます。というか麻雀が競技に近い感覚でそもそも禁止されています。それが許されるのは地方ならではのおおらかさなんでしょうね。麻雀はコミュニケーションツールの一つになっています。
地方雀荘ではそんな空気感なので仲間内のセットのように楽しいです。そしてその土地のことを聞く時はこういうところで聞くとすごくディープな情報が得られます。どこの雀荘がどうだとか、ご飯はどこに行くといいとか、あの店はやめた方がいいとか。
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ゲストハウスなどを利用しない場合やその場所に知り合いがいない場合は夜暇になることが多いので、こういうところで地元の方とコミュニケーションをとりながら遊べるのは楽しいです。
実際に行ったお店
一つ一つ解説するのもなんなんで、実際に行ったお店を写真でご紹介したいと思います。駅の近くで行きやすいですよ。入口の雰囲気は結構勇気がいりますが、どこも楽しく遊べました。
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フリー雀荘の見つけ方、見分け方
その土地に行く前であればネットで調べるのが一番なんですが、あんまり事前に調べるのは面倒な自分はまず街歩きでチェックして、あとで店名でググって調べます。ワーケーションなんで別に雀荘が目的じゃないですからね。マストじゃなく、いいお店があったらいいな程度でいいんです。フリー雀荘はほとんど情報発信していないので、お店の前に行って営業してそうかしてなさそうかを見てから調べた方が効率いいです。
そして、フリーでやっているかどうかの見分け方なんですが、ふらっと行くと「うちはセットなんですよ」とか「貸卓のみなんです」とか言われたりします。
そう言われないためのチェックポイントなんですが、看板に「お一人でも遊べます」と書いてあればフリーです。確定演出です。臆せず行きましょう!「リーチ麻雀」と書いてあっても大体大丈夫です。あと1.0とか0.5とかのなんか謎の数字が書いてある時も大丈夫です。数字書いてある店最近見ないですけどね。昔は風速とかって表現もあったみたいですね。
そして営業しているかどうかなんですが、これは電話してから行くことをおすすめします。地方では営業はしているけどお客さんが少なくて卓が立たない(ゲームができない)ということがままあります。常連さんがくる日やスケジュールが大体決まっていて、何時からなら立つと思いますとか言われると思います。
あとは悩んだらチェーン店ですね。特にマーチャオさんは安心です。同じく店舗数の多いZooさんもありますが、こちらもある意味癖があります笑 フランクさという意味ではローカルチェーン感ありますけどね。
まとめ
今回は一体誰のための記事なのか、、
フリーに行く人には周知の事実だし、麻雀をやらない人には何のこっちゃ。しかもフリーとなるとふんわりさせないといけない部分があるのでいよいよ理解しづらい。なんかしょーもない記事を書いてしまった気がします笑
まぁたまにはこんな記事もいいですかね。ワーケーションって仕事!地方創生!みたいな真面目さだけじゃなく、こういう俗っぽさも内包している懐の深さも魅了だと思っています。
この旅打ちという遊び方、自分のワーケーションの楽しみ方の一つなので参考にしていただければと思います。