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運動は体を鍛えるだけじゃない!運動で脳も鍛えることができる!!

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしています。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

運動は体を鍛えるだけじゃない。
運動することで脳も鍛えることができる!!
というお話です。

書籍レビューなんかでよくみる本。
僕も読んで読んでみました。
「運動脳」
アンデシュ・ハンセン著
御舩 由美子 訳

著者はスウェーデンの医師。
「スマホ脳」、「ストレス脳」など脳科学に関連する書籍を出してます。
ちなみに「スマホ脳」は、僕も読みました。

先行研究の結果など、科学的根拠を併せながら、
脳にとって、どんなことがいいことなのか、
どんなことが悪いことなのかを、
とてもわかりやすく説明している書籍だと思います。

特に今回の書籍「運動脳」。
”運動することは体にいい。”
”運動すると気分転換になる。”
といったことは皆さん認識していること。
特に脳にどう影響するのか、
どんな変化が起こるのか
という事例を多く紹介しているので、
「とりあえず、歩くことから始めようかな。。。」
と思える1冊だと思います。

詳細は、もちろん書籍を手に取ってもらえれば。。。
ただ、僕が特に重要と思ったポイントを3つだけお伝えします。

① 脳の可塑性:歳を取っても脳細胞は増えるんです!
活動的な生活をしてる人の方が、脳細胞の新生が2倍になる。

②衝動を抑え、集中力アップ:ドーパミンをフル活用!
運動することで脳内の報酬物質:ドーパミンが分泌される。
運動後も、しばらくドーパミンの分泌は継続。
・ドーパミンが出ている=”この行動は価値があることだ”と感じる。
またドーパミンは、集中力をコントロールする前頭葉にも影響を与える。
運動することで、衝動を抑え、目の前のことに集中しやすい状況になる。

③意欲減退を防ぐ!:脳由来神経栄養因子(BDNF)が分泌される。
BDNFは脳細胞のサポーター。
・脳細胞を保護する。
・脳細胞の新生を促す。
・脳細胞の繋がりを強化する。
といった役割がある。
つまり、意欲の低下、うつなどの症状の軽減、
脳細胞の老化も遅らせてくれる。

体を動かすことで、脳内物質、
ホルモンやBDNFが分泌される。
様々な機能を司る”前頭葉”にアプローチ。

・ストレスコントロール
・集中力アップ
・モチベーションアップ
・記憶力/学力アップ
・リスク軽減(脳卒中など。)

の効果が期待できるということです。
まさに「運動は副作用のない処方薬。」です!

先行研究だと、有酸素運動が効果的とのこと。
・毎日、30分くらい歩く。
・週3回くらいジョギングする
などが理想とのこと。
ウェイトトレーニングも悪くはないけど、
少し心拍数が上がる程度の
有酸素運動をした方が結果が出ていると。。。。
僕もウェイトトレーニングだけじゃなくて、
有酸素運動もしようかな。。。

元々、人間は生命維持のために動くことが前提でした。
・食料確保のために動く。
・安全な生活スペース確保のために動く。
それが、産業が変わっていき、
移動・通信手段も変わっていき、
今では、家で座ったまま
スマホとタップすれば、
食料が自宅に届く時代です。。。。

生活するために動くことが前提だったのに、
今は動かなくても生活が成り立ってしまう。
だからこそ、脳のためにも動きましょう!

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