【ソマトタイプ】自分の体型タイプを知ろう。ダイエットの目標設定と効率化を目指して。
こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしてます。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。
「あの人と全く同じダイエットしてるのに、
なんで私はあんなふうになれなんだろう?」
と感じることありませんか?
同じトレーニング/食事方法をしていても、
その成果には個人差があります。
それは人それぞれの特性がある。
だから、パーソナルトレーナーは、
・個別性の原則
・特異性の原則
に従って、メニューを構築していきます。
みなさんも自分の特性を理解することで、
・より現実的な目標設定
・より効果的なトレーニング/食事方法
を確立できるのではないでしょうか。
達成不可能な目標は、
自己肯定感を下げる要因になり得ます。
無理なトレーニング・ダイエットは、
モチベーション低下につながります。
結局、継続するための習慣化の妨げになる。
自分の特性を知るために、
"ソマトタイプ"を意識してみてください。
自分のソマトタイプを判定するサイトもあります。
(下にリンク貼ってます。)
ぜひ、確認してください。
ソマトタイプとは?【概要】
ソマトタイプとは、
1940年代にアメリカの医者/心理学者、
ウィリアム・シェルドンが提唱した
発生的類型論の体型分類です。
脊椎動物は(背骨がある人間もこの分類です。)
3種類の胚葉の区別がはっきりしています。
(※胚葉とは受精卵の細胞分裂の時に
形成れていく多数の細胞の配列。)
3種類の胚葉は、体の各器官・組織を形成していきます。
内胚葉⇨主に消化系・呼吸系の器官
中胚葉⇨主に骨・骨格筋・循環系の器官
外胚葉⇨主に神経系・感覚系の器官
(実験医学増刊 Vol.30 No.10 特集
「幹細胞のメディカルサイエンス」参照)
この3種類の胚葉の発達の割合を指標にして、
体型を、
内胚葉型 (Endomorphs)
中胚葉型 (Mesomorphy)
外胚葉型 (Ectomorphy)
と分類します。
それぞれのソマトタイプの特徴
①内胚葉型は”ぽっちゃり型”
・内臓が大きい
・多くの脂肪を蓄えやすい
・丸みを帯びた体型
・厚みがあって大きな胴部のわりに手首、足首は細い
②中胚葉型は”がっちり型”
・筋肉が発達している
・がっしりした肩部と胸部
・横幅方向に広いがっちりした体型
・腕/脚には固い筋肉
・手足が大きい
③外胚葉型は”痩せ型”
・筋肉や脂肪が少ない
・神経系が発達
・手足が長く、細身
・代謝が高く、食べても太りにくい
・栄養吸収率が悪く、太りにくい
自分のソマトタイプを知ろう
自分のソマトタイプを知る簡易的な方法は
”自分の手首を掴む”ことです。
中指を親指が、
・くっつかないと内胚葉型
・ピッタリくっつくと中胚葉型
・重なると外胚葉型
僕の場合はこんな感じです。
若干、重なるかな・・・くらいですね。
これだと、僕の場合は外胚葉型に分類されます。
もっと詳しく判定するために、
個人的にはこのサイト↓がオススメです。
英語のサイトなんですけど、
9つの質問に答えると、
こんな感じで判定してくれます。
僕の場合、
75%:外胚葉型、25%:内胚葉型。
「少し中胚葉型よりの外胚葉型。」
という特性です。
この結果に踏まえ、
どういう対応をしていくか考えていきます。
タイプ別の対応を知ろう
①内胚葉型
減量を意識している人が多い傾向。
定期的な運動と、食事制限が必要。
・一回の食事を少量にする
(食べすぎない)
・糖質制限もあり
・ウェイトトレーニングは絶対!
・有酸素運動も組み合わせる
②中胚葉型
筋肉量があるタイプなので、
現状維持、微調整のみで。
・定期的な運動習慣の継続
・食事のバランスだけを意識
③外胚葉型
細いことがコンプレックスに。
筋肉量を増やして健康的に。
・食事量を増やしていく
(オーバーカロリーを意識)
・腸内環境を整える。
(食物繊維、発酵食品の活用)
・ウェイトトレーニングは絶対!
(オーバートレーニングは要注意)
・強度の強い有酸素運動は活用しない。
ほんとに概要です。
ここからさらに個別化が必要になってきます。
その人の実生活なども考慮して、
できる対応を決めていくことが必要です。
しかし、どの場合でも、結局は、
・食事内容の見直し
・定期的な運動習慣
が絶対、必要ということは間違いありません。
ソマトタイプは変化する??
栄養や運動がうまく合致すれば、
隣り合うソマトタイプ間の移行は
”できる”と言われています。
内胚葉型
⇅
中胚葉型
⇅
外胚葉型
実際は、
”隣接している胚葉型に寄っていく”
が正しいイメージかなと。
内胚葉型(ぽっちゃり型)の人が、
一足飛びに、外胚葉型(痩せ型)に
移行することは不可能。
”中胚葉型に移行して、
体を引き締めていく”
という目標を掲げた方が、
達成する可能性は高いといえます。
”痩せる”という目標じゃなくて、
ボディメイクのように、
”綺麗な体型を作る!”
という目標の方が好ましい。
「私の目的は違う。。。。。」
と感じる方もいるかもしれませんが、
「目標達成のために、
段階を追っていくこと」
が大切だと思います。
そのほうが持続可能なダイエットです。
最近、流行りのサステナビリティという奴です。
あと、外胚葉型の痩せている身体が、
果たして”カッコいい身体か?”と聞かれた場合、
答えは、やはりNOになってしまうかなと。。。
”ただ痩せていること”は、
決してかっこいいとは違います。
まとめ。
何をするにしても、
自分の特性を知るのは大切。
孫子の兵法で最も有名な教訓、
「敵を知り、
己を知れば、
百戦して殆うからず」
ですね。
自分を正しく知っていると、
失敗する可能性は減ります。
自分の身体の特性
ソマトタイプを知る。
そこから、
・目標設定
・トレーニング方法
・食事制限
をすると、より現実的で達成可能。
そして、継続可能な行動が見えてくるではないでしょうか。
ぜひ、自分のソマトタイプをチェックです!
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