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本との出会いをお膳立てする
「えー、そんなにいっぱい本を読んでるの!?賢いねー!」
よく子供にこう声をかけてくれる。
「本を読む=エライ、かなー?」
褒められたときは、そんな風に斜に構えた返事をしている。実は嬉しんいだろ?って思われているかもしれない。全くお察しの通り。「本当はシメシメとおもってた」(スガシカオ)
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著名な児童書は、読めば面白い。
毎年毎年、推薦図書が湧いて出てくるから、面白い本を選ぶのが難しい、なんて困ることはない。
最新のじゃなけりゃ、図書館で容易に入手可能。予約待ちなんてあんまりない。
親ができる工夫は、どうやって手に取らせるか、だ。本との出会い方で、本の印象が大きく変わるから。
この機会・環境づくりに取り組んでいまーす、が今回の話題。
従来
たとえば、読みたい本をネットや新聞で見て、「これどう?」
入手まですこし時間を作ると、待つ時間が期待を膨らませるだろうから、手元に届いたら「きたー!」って喜んで読むだろうか。
と、思ったのだけど、大概の場合は、時間がたつと熱が冷める。
「あーこれねー、忘れてたー(喜びが浅い)」って感じが実際には多かった。期待は醸成されない。
やっぱり読みたい、って思ったら即読みたい。
鉄は熱いうちに打て、ですよねー。
なにか、おもしろいやり方効果的な方法はないかなー?と考えていた。
「こっそり大作戦」を遂行中
今遂行している作戦。
本棚を大きくして、本の中身を秘密で入れ替える。
新刊を夜、こっそり入れて、教えない。
これの良いところは、彼らがちょくちょく本棚を物色する。
見慣れない本は無いかなー?あれ?こんなんあったっけ?
先に見つけたら、兄弟よりも先に読める。
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今のところ、月に1度くらいの頻度で、新しい本を入れている。
効果は上々。
毎日子供たちは本棚を物色している。
新しいものは無いので、知ってる本を読み返す。
(しゃーない、これ読んどこかなーって)
「へへっ!これ読んだ?新しいのあるの知ってた?」
っていう兄弟の会話を聞いて、「シメシメ」顔をしています。