果物の王様
この間この番組で、子供の頃のメロンの「食べ方」を語り合っていた中で、良純さんもちさ子さんも世代的にメロンへの高級感を示してしたけども、一茂さんは父が父なので色々貰ってくることも多いこともあり、メロンを半分に割り、「バニラアイス」を乗せて食べていたと語り、それが当たり前だったみたいなことも言っており、文字通り「ザワつかせて」いた(笑)
僕の親世代だとバナナが高級品で、風邪をひいた時に買ってもらえるくらいで、メロンなら入院レベルで漸く買ってもらえるものだったというように、それらが当時の高級な果物だったという例として上げられる事が多い。
まあ、僕が子どもの頃、バナナは普通に食べられていたので安価だったはず。
メロンはプリンスメロンのようなものが給食に出てて、メロン自体に高級なイメージはなかった。
イチゴは毎年家族で行く旅行が伊豆など「静岡県」が多く、良くイチゴ狩りをやってたので、むしろ親近感があった。さくらんぼや巨峰は割りと高級感や希少な感じもあったが、父が観光バスの運転手だったので収穫時期には買ってきてくれてたから、食べていたような気がするし、桃は福島のものを食べていたからこれも高級感より親近感があった。
最も親近感のあった、みかんは箱で買うようなものだったし、夏みかん(はっさく、甘夏等)も良く食べていたと思う。グレープフルーツやオレンジはそれらに比べると数は少なかった印象だ。
で、パイナップルは缶詰めのイメージで、マンゴーやキウイはその当時は知らなかった。
今でもそうだけど、同じ果物でも昔も値が張るものや安価なものは存在してただろうし、希少なものもあり、種類などは今とは比べ物にはならないだろうと思う。
振り返ってみると、僕の中で「果物の王様」は何かと言えば、「スイカ」に尽きる。
夏の果物、イコール「夏休み」(笑)良いイメージしかないからだな。
夏休みに塩を振って頬張るものがスイカだった。
そこは家だったり、海岸や河岸だったり、学校の校庭でのスイカ割りだったり、夏祭りで振る舞われるものだったりと。懐かしい思い出とともにあるからかな。
それにしても、上記お三方の話、僕はそれら果物より「バニラアイス」の方がよっぽど高級感があるのだが。
ディッシャで盛られたアイスがウエハースとともにあったり、持ち手がコーンだったりするものが当時は珍しかったことが「高級感」を醸し出す要因だろう。
多分1970年代はそんな感じだったと思う。
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