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Today➡️「チャリング・クロス街84番地」2010.10.

かねてから読みたかった
「チャリング・クロス街84番地」を読んでいました。
副題は書物を愛する人のための本

人の心と心が、文通を通して伝わる。
そこには、お互いの思いやりがいたるところに見られます。

女流作家へレーンは、希少本が欲しくて
イギリスの古本屋さんに本をリクエストします。
それは20年間続きました。
古本屋の担当者が亡くなるまで続いたのです。

事務的に本のリストと代金を渡し、
そして、事務的に
代金を請求するだけの手紙ではなく、

結局、本の向こうに
思いやりという人間性が見えるから、
素敵な物語になったのでしょう。

戦争の背景も見られ
食料などを送ってあげたり
担当の店員以外とも手紙のやり取りもありました。

古本屋の担当者が
亡くなった後に
担当者の妻から手紙が届きます。

夫への手紙に嫉妬したこともある
と書かれてありましたが、
決して、両者は男女の思いでなく、
純粋に本を愛するものとしての文通だったと納得
され、
貴重な資料も渡すことにしています。

こうして、本が好きだった夫を愛した妻から
本を愛する同性への友情へとまたつながりました


イギリスの古本屋さん~
いろんな本の数々が出てきます。

手紙形式なので、一気に読めますが、
たくさんの素晴らしい作品の名前が出てくるので、
次々に自分のリストを考えてしまいます。
カトゥルスの詩集も読みたい

慎ましやかな英国民性と
アメリカ女性の開放的な想いの本です

⭐️⭐️2024.10.7
今年の初めからスコットランドの
古書店店主の書いた
「ブックセラーズ・ダイアリー」を読んでいる。

店を訪れるお客という名の変人たち
そして古本の買取先との出会い

蔵書を撤去するということは、その人の存在を完全に破壊することでもあるー
どんな人間だったかと言う最後の証拠を自分が消してしまうわけだから。 この女性の蔵書は、彼女の人格の記録だった。・・・ だからこそ、彼女のお祝い、僕に本の査定を頼むまで、こんなに時間がかかったのかもしれない。子供を亡くした親が、長い間子供部屋に指1本触れずに残しておくように。

ショーン・バイセル著 ブックセラーズダイアリー


癖ある従業員とのコミュニケーション等々
その日常が面白い

また、この古本屋には
本好きのための会員クラブがある
英語でやりとりが出来るのなら
フィクション、ノンフィクション、
そして詩を
書店主の独断と偏見でピックアップし
海外発送をしてくれるサービスがある

Amazonが古本業に手を出してから
お商売は大変! 
知っていましたか?
relentless .com〜これをアドレスに入れると
Amazonに飛びます。
relentless〜情け容赦ないと単語が
ジェフ・ベゾスのお気に入りだそうです⭐️⭐️



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ダイヤモンド・ペッパー
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