唯一無二の生き方〜革人形の美術館
大学時代に行ったイタリア〜
ローマの骨董屋で見つけた古い磁器のお人形に魅せられ
それを革で表現したいと思った。
そこから、本池さんの一生の仕事が決まった。
本池美術館に行ってきました。
鳥取県の小さな田舎町にあるなんてびっくりでしたが
本池さんの出身地だそうです。
元々、オリンピックを目指すほど
本池さんは体操に専念されていました。
だけど、やっぱり人生ってミラクルですよね。
たった一つのお人形で生きる道が決まった。
その時のインスピレーション
若い時にビビッと受けた衝撃ってすごいんでしょうね。
革で作られた等身大のキリンや🐘(ぞう)は圧巻です。
大きなサイも動物園を思い出しました。
また、古きアメリカの街を彷彿させるお人形などが展示されています。
広場での大道芸を見る人々、
ついつい覗き込んで見たくなるおもちゃ屋さん
それぞれにストーリーを感じます。
また、壁一面に飾られた革のタペストリーは、
革の切れ端をたくさん集めて作ったものですが
色とりどりで
ちょっとパウルクレーの世界を思ったりしました。
使っているのは牛革です。
全て利用されて残ったものが皮
その皮を革としてもう一度命を吹き込んであげる
それが皮から革へという本池さんの想いなのでしょう。
人生はいい時も悪い時もありますが、
大病にも見舞われます。
諦めの末期の時に
クレーン車を使うほどの大きなキリンを作っていると
どんどん、体が元気になったそうです。
まずは鉄で枠を作り、軽くて丈夫な材質のものを貼り。。と
女性館員の説明がとてもわかりやすく
鑑賞の助けになります。
ビデオも流れていますので、椅子に座って聞くもよし。
パンフレットを見ると
2013年に「徹子の部屋」にも出ているんですね。
館内を廻った後に、ショップを楽しみました。
カバンやアクセサリーなど革製品がいっぱいでした。
ボールペンケースも欲しくなりましたが、
いつもの如く、
チケットケースとポストカードでおしまい!
そして、ショップからそのまま喫茶室に入れます。
美術館の長い側面に沿って窓が続き、
ゆっくりお庭を見ながらコーヒーとロールケーキを頂きました。
誰もしていないことを一生の仕事にする〜
こんな勇気を持てたら。。素晴らしいでしょうね。