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アンドリュー・ワイエス展〜大山崎山荘美術館

この美術館は、とにかくロケーションがいいのだ。
館内に入らずとも
この敷地内の緑豊かな自然を感じるだけでも価値ありだ。
別荘を持つ人の気持ちが理解出来るほど素敵な場所です。

大山崎山荘美術館


そして、ここの美術館ができた時の男達のドラマが素晴らしい。
アサヒ、サントリー、ニッカ、熱き男達の友情を知った。

JRなら京都線 山崎下車。
阪急梅田駅からは準急京都本線河原町行。大山崎駅で降りる。
そこから、歩いても10分程度だが、
坂道が苦手ななら無料シャトルバスもある。
ただ、踏切があるのでイライラしたくない方は
歩いた方がいいのかもしれない。


2階のカフェテラスよりの眺め

追憶のオルソン家〜アンドリュー・ワイエス展 
水彩画の展示だ。
ワイエスは、アメリカの国民的画家で全米芸術勲章も授与している。

水彩画の良いところは、
その時に感じたままをさっと描けることだとワイエスの言葉にあったが、
油絵とはまた違った世界観がある。

メイン州にあるワイエス家の別荘近くで見つけた
古い屋敷のオルソン家に魅了され
そこに暮らす姉弟(クリスティーナとアルヴァロ)の慎ましさにも魅了され
家と二人の生活風景を描き続けたワイエス。

作品は、前期、後期に分けて展示されている。
私は後期しか観ることが出来なかったが
リーフレットの前期の作品もとても魅力的だった。

この美術館は商売気があまりないので
ポストカードも限られている。

破れかけたカーテンと古びた窓で感じ取る
「海からの風」という作品が好きだったが
ポストカードがなくて残念だった。

美術館に行くと、必ずケーキセットを注文する。
なんとなく美術館の個性を感じるのだ。
この美術館では展示に因んだケーキを提供してくれる。
今回は、ブルーベリータルトとアップルパイ。

アップルパイはワイエスの好物。私も好きなので悩んだが
ブルーベリータルトを注文。

ブルーベリーケーキをふんだんに使ってクリスティーナが
焼いてくれたケーキのお話や
彼らの大切な収入源のブルーベリーの収穫を想像し、味わってみたかった。



日曜日だったので、芋の子を洗うような人だかり。
平日にゆっくりと鑑賞できたら、もっと良かったのだろう。

静かに、余韻の残る展示だった。



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