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浪花節だよ、人生は

イラスト:ムツナナツ

「浪花節だよ、人生は」という歌があるが、「見切り発車だよ、人生は」と思っているところがある。

見切り発車とは、「乗客が全員乗り切らないうちに発車すること」 「議論が十分に尽くされないままに、決定、実行すること」だ。 悪い意味で使われるほうが多いこの言葉だが、ポジティブな意味もあると思っている。 考えすぎていたら動けないこともある。 完璧な計画を練り上げようとしたら「あれが足りない、これが足りない」となって、決断は鈍ってしまう。 完璧になってから始めようなどと言っていたらなかなか始められない。 だから、多少不完全でもまずは始めてみて、やりながら改善すべき点を直していけばいい。

今回調べてみて分かったのだが、Googleもサービスを開発する時、見切り発車でスタートさせるらしい。 下準備が完成してからでなく、完成度が低いうちにスタートして、お客さんの反応を見てニーズを掴みながらサービスを洗練させていく。 なるほど、「見切り発車」にはメリットがあるということだ。 見切り発車によるメリットを見越して行動することが有効な場合もあると分かった。

人生についても同じだろう。 人生は選択の連続。 色々な場面で行動を起こすタイミングをあえて見切り発車してみる、ことがあなたの可能性を広げてくれるかもしれない。 それも立派な人生の選択肢の一つである。 ちなみに、僕の場合、clubhouseでナラティヴ・アプローチの勉強会を始めたのは見切り発車だったかもしれない。 仲間はいなかった。 どこかでちゃんと勉強したこともなかった。 でも勉強会を開いていたらナラティヴに詳しい人たちがやってきた。 その中の一人と今、「なんとなくの会」で週に一度のペースで対話を重ねている。 だから今思うことは、あの時、見切り発車ででも勉強会をスタートして良かったなということだ。 僕は何かを始める時に、これをやった先にどうなるかの青写真はない場合が多い。 ただ、面白そうだなと思ったり、なにか直観みたいなものが自分に語りかけてきている気がする。 そんな時に、手を挙げたり、誰かを誘ったりしてきた。 そういう意味では、「見切り発車精神」が自分のなかに根付いているのだなと思う。
行動することで見えてくることがたくさんある。
(2022年5月26日に書いた記事です)

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いつものように、レイアウト・タイトル・画像を決めてからこれ以降は投稿日にひろっちが追記していきます😊

イラスト:ムツナナツ

さすがに同じ見切り発車でも誰かに迷惑をかけたり人生を狂わすくらいの大博打は、あかんと思う。大抵は、ある程度準備していたりテストはしている。それがリスクマネジメントの基本だし、何より自分が傷つくことを避けるべき。立ち直れなくなるもの。だから、見切りと言っても全くの思い付きじゃなく基礎的な勉強をしているからこそ直観が"いま"を教えてくれるんだと思うよ。
===========-☆彡
いつもこの場を訪れていただき、ありがとうございます。直観って大切ですよね。日頃の自分の行いがアンテナの感度を光らせたり鈍らせたりしていると感じます。直感が鈍い時の見切り発車は、思い通りにならない可能性が高くなります。何をするにしても、マーケティング・リサーチが基本の様な気がします。
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👇こちらは感度を上げるお話で、お勧めです


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