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言語は世界を広げる「カギ」になる

こんにちは、ウルジーです。
今日は言語学習について、私の経験や思うところを書いてきたいと思います。

今年の10月から訪日観光客に対する水際対策も緩和されて、海外の旅行客が増えていく兆しが見られます。また以前のように国内で国際交流が出来る日が来るのが楽しみです。

言語学習の「必要性」から「楽しさ」へ

「日本に住んでるのに、英語しゃべる必要ある?」中学の頃の私は、完全にひねくれていました。たしかに日本という国は、地理的、歴史的に見ても、海外の人と共存する必要性が低い国と言えます。実際に生活するうえでも、日本語さえ喋ることができれば、まず困ることはないでしょう。

我ながら中学のときの自分の「この問い」は素朴で純粋だなと思います。そんな私が今では日々、言語学習を楽しんでいます。今から思うと言語学習に対する姿勢が「必要性」から「楽しさ」に変わっていったことが、大きな変換点でした。

実体験から広がる世界

では、どうやって「必要性」から「楽しさ」に変わっていったのか。私の場合、21歳のときバックパッカーとしてアメリカを旅した経験が大きかったように思います。

当時の私の英語力は控えめに言って、中学英語レベル以下でした。「I want to 〇〇」(私は〇〇したい)ほぼこのワンフレーズで旅をしていました。「食べたい」「行きたい」「寝たい」、まるで体は大きいまま、赤ちゃんに戻ったような気分でした。

低レベルの英語だとしても「相手に自分の意志を伝たえる」「相手が反応する」旅をするなかで、実践的なコミュニケーションの体験をたくさんできたことが、シンプルに楽しくて、英語への意識が「必要性」から「楽しさ」へと変わっていきました。

子供のころ、移動範囲が広がることで、自分の世界が広がっていったように、新しい言語圏に飛び込むことで、自分が影響を及ぼす範囲が広がっていった。そのような感覚でした。

帰国後は「もっと上手に伝えれるようになりたい」と感じて、必死に英語の勉強しました。今思えばこのとき、私の英語学習への態度は「楽しさ」から「必要性」に戻っていたかもしれません。これはどちらが正しいという問題ではなく、「楽しさ」「必要性」「行ったり、来たり」することが大切なのかもしれません。

異文化にふれる

「言語学習は異文化を学ぶこと」
アメリカの旅では、日本との違いたくさん感じました。なかでも強く感じたことのひとつは「Giveの精神」です。これは「与えること」を大切にするキリスト教の文化だと私は考えています。

「与える」というと「モノ」を連想がちですが、彼等が与えてくるのは「モノ」よりも「コト」が多かったです。「楽しい時間」「親切な対応」「優しい言葉」「刺激的な体験」「チャレンジ精神」など、様々な「コト」を与えてくれ、共有してくれました。

言語化するのが難しいですが、この見返りを一切求めていない「Giveの精神」は、とても素晴らしい文化だなと感じました。

これは、ひとつの例にすぎませんが、この体験から私は確かに「異なる文化」を肌で感じていました。そうすると、自ずと「自分たちの文化」を意識せざるを得なくなります。文化の違いを知ることで、自分達とは違う価値観で生きている人がいることを思い知らされました。

新しい視点で世界を見る

異文化理解を深めるということは「異なる視点」を持つということだと思います。世界には多種多様な視点(スコープ)があります。同じ物事でも、どのスコープから見るかで、見え方が大きく異なります。

話を「言語学習」に戻すと、「言語」はこの異なるスコープの解像度を高めてくれます。言語を学ぶことで、その言語圏の生活習慣や文化を垣間見ることができ、異なる視点の理解につながる。これは言語学習のおもしろさのひとつだと私は思っています。

新たな視点を持つことで、自分の世界が広がる。
「言語」は広い世界の扉を開く「カギ」のようです。

まとめ

言語学習は「必要性」と「楽しさ」のバランスが大切
中学生の私は、英語の授業が「必要性」を押しつけられているようで、「楽しさ」を感じることが出来ませんでした。だから、学ぶ気持ちが生まれなかったのかもしれません。「必要性」と「楽しさ」を行ったり来たりして、バランスを取りながら、今後も言語学習を楽しんでいきたいです。

「楽しさ」は実体験から生まれる
座学での勉強は言語の習得に欠かせません。しかし、まずは「学びたい!」という気持ちを育む「機会」が必要なのかもしれないと個人的には思います。

自分にはない視点を楽しむために学ぶ
言語学習から新たな視点を得る。これは私が言語を学ぶモチベーションの一つです。現在は英語の他に中国語も勉強していますが、実はまだ実践経験がありません。海外旅行にも行けそうな情勢になってきたので、そろそろ新たな発見を求めて、中国語圏に飛び込みたい。そんな気持ちです。


最後まで読んでいただきましてありがとうございました。


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