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7月25日 Four Lessons in Marketing マーケティングの心得

今日のテキストは、『未来企業』32章 未来のマーケティングに関する4つの教訓 (1992年版)307〜313ページより
92年にリリースされた内容ですが、30年後の現在でも通じる重要なマーケティングの心得です。

「顧客は買収できない」「非顧客を見ろ」「人口動態の変化を見逃すな」どの教訓も大事ですが、特に、気になったのは、第2の教訓です。日本企業の市場参入について語っているポイント。

「日本企業は、ファックス機器にどのような市場があるかとは考えなかった。ファックス機器が行えることにどのような市場があるかを考えた。

 新製品を目の前にして、「どのような市場があるか」と考えてしまいます。しかし、その見方は間違っていて、マーケットそのものを見る。コストを削減するものでも、利益を増大させるものでもない機器をどう売るか?と考えると、行き詰まってしまい、機会を見失う。

「この機器が行なうことについて、どのような市場があるか」と問うことで、機会を見つけることができる。

 日本の通信機器メーカーは、FEDEXなどの急送便市場の成長を見て、すでにFAX市場が存在していることを知り、参入を躊躇する米国メーカーを尻目に市場参入し、そして、成長市場へと育てた。

市場参入のヒントも考えてみましょう。↓

#ドラッカー
#365の金言
#7月25日  
#Four_Lessons_in_Marketing (マーケティングの4つの教訓)
#マーケティングの心得

#ヘンリー・フォード曰くT型車を安く売れたのは利益をあげたからだ

 心得るべきマーケティング上の教えが4つある。第1のしかも最も重要な心得は、顧客を買収しようとするなかれである。韓国車エクセルがよい例である。エクセル自体に問題はなかったが、あまりに価格設定が安かった。そのため、販売促進、アフターサービス、デイーラー網整備、車自体の改善に使える資金がなくなった。
 第2の心得が、製品を定義せよである。日本企業によるファックスのアメリカ市場制覇がよい例である。日本企業は、ファックス機器にどのような市場があるかとは考えなかった。ファックス機器が行えることにどのような市場があるかを考えた。宅急便事業の成長を見て、すでにファックスの市場が存在していることを知った。
 第3の心得が、マーケティングは、自社の顧客だけでなく、市場におけるあらゆる顧客について行なえである。
 第4の心得が、人口構造の変化をマーケティングの機会にせよである。

(『未来企業』)

ACTION POINT

#顧客の関心を金で釣ろうとせず
#製品がもつ機能の市場を考え
#ノンカスタマーを含むあらゆる顧客をマーケティングの対象とし
#人口構造の変化を利用してください


覚えておこう。今日を変えていこう。愛を込めて。


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