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8月26日 Baker Company: Research Strategy 目的限定型の研究開発戦略
おはようございます。
このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言 を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。
当地仙台では、仙台育英高校の甲子園優勝の余韻がまだ残っていて、街に活気が戻っています。
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東北からの挑戦が甲子園大会104年かけて実を結んだ瞬間に、仙台に居ることができて幸せを感じています。
さて、本日 #8月26日 のテキストも 昨日同様、 『状況への挑戦』 1978年 ケース3 研究開発戦略と企業目的 14〜15ページより。
今日は、ベーカー社のケースが紹介されています。
#Baker_Company :
#Research_Strategy
#目的限定型の研究開発戦略
昨日の続きです。
#研究成果を売る 。
ベイカー社の研究分野は多様である。基礎研究には手をつけない。その後の段階から作業にかかる。しかも、研究所が生み出す製品の2〜3割しか市場に出さない。同社は有望な研究成果を詳細に調べる。第1に標準薬となりうるか、第2に予防と治療の全般にわたり影響を与えるか、第3に長年にわたって標準薬たりうるか。
これらの問いのうち、いずれか1つでも答えがノーであれば、自社生産には手をつけず、研究成果を売ってしまう。この目的限定型の研究開発戦略は、ベイカー社の場合、2つの面で利益をもたらしている。自社製品の利益に匹敵する特許収入を生み出し、医師の間に標準薬メーカーとしての評価を確立している。
昨日のエイブル社と今日のベーカー社を比較すると次の通りです。
エイブル社:
重要だ、と思う1つの分野に絞り込み萌芽の段階から積極投資し、リーダーシップを握り、支配権を確立し、長年維持する。
狙い:重要分野でリーダーシップを握り、支配権を確立し、長年維持する
研究選択:1つの研究分野を慎重に選択
投資:選択された研究分野にのみ大量の資金投入し、独創的な理論を生み出せるようなノーベル賞学者等最高の人材を雇い、研究に従事させ、時間をかけて、量産に移る
アウトプット:ほぼ100%市場に出す
投資タイミング:理論研究の段階で、ようやく技術の芽が出たばかりの時。
リスク:大だが、当たれば見返りは大きい
成功事例:ビタミン剤、サルファ剤、トランキライザー
ベイカー社:
多様な分野に投資し、それぞれの分野で医療の進歩に著しく貢献する優れた医薬品を生み出し、医療関係者の間に「標準薬メーカー」としての評価を確立する。
狙い:それぞれの分野で医療の進歩に著しく貢献する優れた医薬品を生み出す
研究選択:最初は絞り込まない。研究分野は多様。
投資タイミング:基礎研究には手をつけない。その後の段階から作業にかかる
アウトプット:「標準薬」たりえるかなどの3つの基準で絞り込み、研究所が生み出す製品の2〜3割しか市場に出さない。
リスク&利益:投資リスクの最小化。自社製品の利益に匹敵する特許収入を生み出し、医療関係者の間に「標準薬メーカー」としての評価を確立。
ACTION POINT
#あなたの組織の起業家戦略をベイカー社のそれと比較してください
やっていきましょう。
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