軽挙妄動せず。 11月8日 Strategic Planning 不確実性時代のプランニング
米大統領選挙と両院議員選挙は、Make America Great Again (MAGA)をスローガンに掲げた共和党のトランプ大統領、上院・下院も共和党の勝利となりました。日本のテレビや新聞では、大変だ、お通夜状態で、ますます先が見えない〜これから大変だ〜とんでもない時代がやってくる〜!と大騒ぎですが、一体全体、いい大人が大騒ぎしててなんでしょうか?
騒ぎ立てるのが、マスコミ者です。
ですが、私たちは、クールに、冷静に参りましょう。
「軽挙妄動せず」ということわざがあります。大事件や天災などが起こって、気が動転しがちですが、そんな時こそ「軽挙妄動せず」=軽はずみに何も考えずに行動することをやめる。是非の分別もなく、軽はずみに動くことを控える。
で参りましょう。
今日の #ドラッカー365の金言 テキストは、まさに、この不確実性時代において、どうベクトルを向けていくか、がテーマ。
1974年の名著、『 #マネジメント -課題・責任・実践』から 10章 戦略計画の作成:企業家的技能 上巻197〜212ページ、1995年の名著、『 #未来への決断 』 45~51ページより
先が見えない不確実性時代が到来、と言われています。
1974年のオイルショックだったり、91年のバブル崩壊といったクラッシュを経験すると、以降、「乱気流時代」とか「先の見えない不確実性時代」が到来、と言われがちです。
「未来を変えるものとして何がすでに起こったか、を考える。」と、さらっと記されていますが、「未来を変えるものとして何がすでに起こったか」からビジネス機会を発見していくことが大事ですが、未知のことなので、不安がいっぱいです。
「自分はこれからどうしたいか?」。それが未来を切り拓く意思になります。
「世の中の悲しいことや苦しいことや不便なことをなんとかしたい!」から発想するのが、人口減少期のビジネスと植松努さん。
日本人は実は、市場を中心に発想できるため、家電市場、自動車市場で60年代から世界一になりました。そんな「世の中では何が儲かるか?何が売れるか?」という市場を中心としたマーケティング発想から、「自分はこれからどうしたいか?」「苦しいことをなんとかしたい!」と自分にベクトルを向けた発想から生まれるものが仕事になるのかもしれません。
自分の自由意思を大切にするところから発想すると、いいのかもしれませんね。今日もお元気で。