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これ以上の国民負担は無理ゲー。 2月19日 Reprivatization 再民間化の必要 

#2月19日  月曜日のランチタイムです。今週も楽しんでいきたいですね。
今日の #ドラッカー365の金言 テーマは #Reprivatization (再度の民営化)
#再民間化の必要  
今日のテキストは、『 #断絶の時代 』(1969年版)>10章 #政府の病患#政府は何ができるか#組織体としての企業の特性 (308~319ページ)からかな?

これは行政の手に余るから、民間に任せよう。
そう言って、どんどん民間やNPOへ業務が外注化されていますが、その弊害も明らかになってきました。警察が担当すれば済む業務が妙なNPOに外注化され、しかも、使途不明の経費処理。それを庇う行政と政党・政治家の癒着。

国益・公益・公共のための制度が、人権などを理由に不良NPOやNGOなどへの資金供給に悪用されていることが明らかにされつつある。

ドラッカーは、公的事業がなんでもできるわけではない、だが、重要な仕事はある。だからこそ、NPOや民間企業へ委託しよう、という論を1970年代に展開しました。

ところが、2020年代の現在は、その理論は不都合が生じています。NPOや民間への委託業務が拡大したことで、国家や行政の予算が爆増。資金が足らぬと増税・保険料等の名目での実質増税が続き、国民負担率は、年々上がるばかり。

1970年5%だった社会保障負担率は、
なんと2023年度の現在、4倍近い18.7%にものぼっており、今後もさらに上昇すると見込まれています。

そんな余裕どこにあるんだよ???

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a04.htm より

国民負担率は「そんなにあがってないじゃないか」と見えますが、1970年代でも25%。当時は将来への期待が増していた時代です。それが、90年バブル崩壊ですら38%前後。経済は「失われた30年」で伸びていないのに、負担率だけはじわじわと、47%へと伸びているのです。

50万円の収入があっても、手取りは、半分ほどになってしまう。
それが現在の日本で、これから負担が増えることはあっても、減ることはないという未来予測しかないのなら、絶望しかありません。これじゃ奈良時代の「防人」と変わらない・・・。


「これも国で」「あれも国で」「公的機関が」と行政や地方自治体に仕事を押し付けた結果、国民負担率がどんどん増えて、国民自身の生活が苦しくなり、首が回らなくなっている、というのが見て取れます。

ドラッカーには想定にはなかったことと思いますが、再びの公的機関への業務移管、あるいは、業務そのものを廃止することで、業務をスリム化すること。

なぜなら、
日本国はなんでもできる神様じゃない。
個人の可処分所得の40%以上が公的負担、とは、さすがにやりすぎ。せいぜい20%を上限とすべき。
国にあらゆる責任を押し付けても仕方のないこと。何でもかんでも国のせいにすることの不合理さ。非生産的な態度を改める文化も必要じゃないかな。

#企業が優れている最大の理由は赤字の機能にある
とドラッカーは言います。赤字だったら企業は持続可能性がないからです。
そこを行政が補助金を与えて、延命させてどーすんのよ?と日本の行政には言いたいところです。

ということで、誰もが、できることを精一杯、活躍できる社会にして、世界が良くなるといいですね。今日もお元気で!

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