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お金を使わず120万票を得たNHK党から学ぶドラッカーのマーケティング 7月26日 From Selling to Marketing 販売よりもマーケティング

 あまりにも有名な #ドラッカー の言葉「販売よりもマーケティング」。こう記されている。

 マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、顧客に製品とサービスを合わせ、自ずから売れるようにすることである。すぐにでも買えるようにすることである。

 今日のテキストは、『マネジメント-課題・責任・実践』6章 企業とは何か1974年版 上巻 99〜100ページより

 今回の参院選では、ガーシーこと東谷義和氏を擁し、前回2019年参院選よりも265,990票多く獲得したNHK党。

 立花党首によれば、「費用はほとんどかかっていない。むしろ党全体としてはプラス収支」だったという。立花党首自身が「選挙公営制度」を徹底的に研究し、制度の範囲内で公費をフルに活用したと言います。
 またWeb広告も実施せず、著名インフルエンサーとのコラボで知名度向上につなげたという。立花党首は著名ユーチューバーのヒカルさん、青汁王子さん、ホリエモンさん、たかまつななさん、KAZUYAさんらの番組に出演。「コラボや切り出し許可すると、めちゃ回る(再生数が増える)ので、YouTube広告収入が増えインフルエンサー側からも感謝され、WinーWin」。
 費用をかけずにZ世代など若年層への効果的なPRに成功した。
 立花党首は「(参院選比例区の場合)政見放送では17分間話すことができる。テレビ局の広告費相場で考えると、どんなに安くても2億円はかかる計算。それが選挙になると、公費負担で2億円分の広告を打てる。選挙の費用対効果は抜群」と強調。立花党首が「プラス収支」としたのはこうした背景からだ。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2207/14/news208.html より

 「顧客を理解し、顧客に製品とサービスを合わせ、自ずから売れるようにすること」がマーケティングの目指すところだ、とドラッカー。

 選挙で有権者を理解し、有権者が投票したくなる魅力ある候補者と公約を合わせ、自然と投票したくなるように、とNHK党は今回ガーシー氏を候補者に立てて参院選を戦い、10〜20代の票、40〜50代の票を集め、議席を獲得しました。

 選挙に限らず、どんな商売も多くの競合がひしめく競争社会です。その中で「自ずから売れる」ためには、何をすべきか、が、各自に問われていることであり、私どもが支援していることです。

#7月26日  
#From_Selling_to_Marketing
#販売よりもマーケティング
#マネジメント

#消費者運動はマーケティングの恥である

 マーケティングの重要性が繰り返し説かれているにもかかわらず。あまりに多くの企業でマーケティングが行なわれていない。そのことを消費者運動が示している。消費者運動が企業に要求しているものがマーケティングである。それは企業に対し、顧客にとってのニーズ、現実、価値からスタートせよと要求する。企業の目的は欲求の満足であると定義せよと要求する。社員の評価基準を顧客への貢献におけと要求する。
 マーケティングが長い間説かれてきたにもかかわらず、消費者運動が強力な大衆運動として出てきたということは、結局のところ、マーケティングが実践されてこなかったということである。消費者運動はマーケティングの恥である。
 実のところ、販売とマーケティングは正反対である。同じ意味でないことはもちろん、補い合う部分さえない。
 何らかの販売は必要である。だが、マーケティングの理想は販売を不要にすることである。マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、顧客に製品とサービスを合わせ、おのずから売れるようにすることである。すぐにでも買えるようにすることである
 まだ道は遠い。しかし消費者運動は、マネジメントが旨とすべきは販売よりもマーケティングであるべきことを教えている。

(『マネジメント-課題・責任・実践』)

ACTION POINT

#あなたの製品は顧客の本当のニーズに応えていますか

#マーケティング上の問題の根はそこにあるのではないでしょうか

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