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なぜ突然に? 優秀だった人がなぜ無能になってしまうのか?  6月7日 Sudden Incompetence 突然の無能化

本日のテキストは、阪神淡路大震災、オウム真理教サリン事件という大震災とテロ事件に日本が揺れた1995年、バブル崩壊に加えて、本拠地神戸に震災が襲い、経営に苦しむダイエー創業者中内功氏との間で行われた往復書簡本、『創生の時』第1章 個人の創生 42〜44ページより。


あれほど優秀だった人が、なぜ、昇格後の新天地では、無能になってしまうのか??

こんにちは。
6月7日 金曜日になりました。
今週もポケモンGOから始まって、あっという間に週末ですわ。
早いですね。

今日の #ドラッカー365の金言 テーマはちと厳しい内容です。 
#Sudden_Incompetence  
#突然の無能化

今日の金言:
#最悪の資源の浪費が昇進人事の失敗である

今日のACTION POINT:
#昇進をもたらしたことを新しいポストで続けてはなりません
#新しい仕事で成果をあげるには何をしなければならないかを考えてください

昇進すると無能になるっていう「ピーターの法則」もありましたね?

  1. 能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世する。したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能な中間管理職になる。

  2. 時が経つにつれて、人間はみな出世していく。無能な平構成員は、そのまま平構成員の地位に落ち着く。また、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は、無能な人間で埋め尽くされる。

  3. その組織の仕事は、まだ出世の余地のある人間によって遂行される。

原因は、それらの例のほとんどにおいて、昇進した人が、前の任務で成功したこと、昇進をもたらしてくれたことを新しい任務においても行ないつづけることにある。

年食って、老化で無能になるわけではないのです。

そうではなく、昇進をもたらしてくれたことを、新しい任務においても行ない続けるから無能になっちゃう。昇進した新しい任務においては、新しい任務に要求される能力は別なんだよ、それをやってくれないと任務を果たせない=無能や、という話なのです。


 “この時以来、私は新しい仕事をやるようになるたびに、「新しい仕事で成果を上げるには、何をしなければならないか」を自問することにしています。そして、その答えは、その度に違ったものになっています“。

同書、41ページ

 “新しい任務が要求するものについて、自分で徹底的に考え抜くということ“

43ページ

 日々、仕事の環境が変わりつつあります。ライバルも違うプレイヤーも登場します。

「新しい仕事で成果を上げるには、何をしなければならないか」を自問すること

これこそが無能にならない態度だ、ということです。新しい環境に戸惑うこともあるでしょう。しかし、新しい仕事で成功する上で必要なことは、「その仕事が求める使命はなんなのか」を己に問い直すことだということです。

今の仕事においても同じですね。

「この仕事で成果を上げるには、何をしなければならないか」

日々問い直していきながら、やっていきたいですね。では、良い週末を!

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