クラファン人気のワケ=「イミ消費」時代へシフト始まる
消費「場」の逆転現象
今年は3月以降、コロナ禍が続いています。非接触(による消費)を強いられた9ヶ月です。
そんな中、「鬼滅の刃」とマスクがヒットし、通販、ネット動画、テイクアウトと、非接触の消費が注目され、「実店舗が主で通販が従」というこれまでの消費が「通販が主」へと逆転する事業も出てきました。
無目的の消費から目的消費へ
「銀ブラ」や「ウィンドウショッピング」「出先のサービスエリアやフードコートで食事」といった無目的に街に出かけ、そぞろ歩き、ぶらぶら歩きする中で買い物や食事する、という消費は消え去り、「巣ごもり」消費で。
買い物・外食は「これ」と決めた物だけを購入する「目的買い」「目的訪問」へと消費行動が変わった9ヶ月間となりました。
「消費はモノからコトへ」といわれるようになったのは、2000年代初頭のこと。「モノを売るのでは、経験・体験することの価値を訴求することによって商品サービスの消費が促されることが重要」といわれました。
そしてこのコロナ禍の2020年は、「コト消費からイミ消費へ」とトレンドに大きなシフトが起こった1年として、記憶されるのではないでしょうか。
#イミ消費 とは?
「イミ消費」とは、ホットペッパーグルメ外食総研エヴァンジェリスト 竹田クニさんが発見した最近の消費トレンド。
元々はコロナ前の概念で、人や社会への貢献や、地球に優しいことを重視する消費者の価値観と言います。
図は https://bae.dentsutec.co.jp/articles/consumption-trend/ より
このコロナ禍で「イミ」がより深まり、意義・目的・使命感・価値観に共感するから消費する、という方向が生まれつつあるのを感じます。
#クラウドファンディング 隆盛の意味は?
クラウドファンディング(クラファン)市場が今年大きく成長していることと、この「イミ消費」のトレンドは無関係ではないでしょう。
「イミ消費」の流れは現在、外食のみならず、様々なトレンドの分野にも広がりを見せています。
当社もクラファン支援を実施しています。全てのクラファンが成功しているわけではありませんので、こちら↓の記事が皆さまのお役に立てば幸いです。