天日干しのあじは美味しかった! 11月25日 Building Blocks of Organization 組織の構造単位
25日月曜日です。あっという間に11月も最終週。
先日、自宅で天日干しの干物作りを行いました。上図のような干し器に週末の一昼夜だけでしたが、天日干ししたところ、結構うまくいき、
美味しく仕上がりました。小さなことですが、どんなことであれ、正しいプロセスを組んでの手作業で、結果は天任せ。運任せ。できたものを心から楽しむ。なんかよかったです。
さて、今日の #ドラッカー365の金言 テキストは、『 #マネジメント -課題・責任・実践』42章 #組織の建築用ブロック #貢献分析 1974年版 下巻 258~259ページ より。
基幹活動を明らかにして、その貢献について分析をおこなうことによって、組織の「建築用ブロック」が規定される、とドラッカー。そして、組織機構の「基幹活動」について知らなければならない。そして、何が基幹活動か明らかにする質問が次の5つです。
企業の戦略を成功させ、企業の目標を達成する上で欠かせない活動、すなわち「基幹活動」をはじめに識別し、規定し、その上で、責任を負った組織単位を設けて、機構の中心に位置付けなければならないでしょう。
そして、この基幹活動分析は、どの企業も行うべきとドラッカーは記しています。
先日、ある小売業の方のお話を伺う機会がありましたが、この基幹活動分析が重要と感じられました。人口減で減っていく地域で店舗経営しているわけですが、工場や研究所といった生産拠点でも新たに誘致できなければ、かつてと同じような形態で営業を続けていけなくなること、早晩行き詰まることは目に見えている。しかし、日々減っていく売上利益をみながらも、日常業務が忙しすぎて、未来のことに手が回らない。ジリ貧になるのがわかっていながら、手を打てない。打ったとしても、小手先で、根本解決にはつながらない、でも、社員も自分も年々高齢化していく中で、我が身とチームの出世も昇給も実現したい、困った、というわけです。
小手先の「問題対処」ばかりしている組織は、「問題解決」に取り組んでいる組織に後手に回ってしまいます。
今一度、基幹活動を見直すことが必要に思われます。
ドラッカーは、
成果を生む活動:企業全体の業績や成果と直接ないしは間接に関連づけることのできる、測定可能な成果を生む活動。例:仕入れ、販売、マーケ、財務、製造、社員教育、情報共有活動など
支援活動:それ自体では成果を生まず、企業内の他の組織単位によって活用されてはじめて成果を上げる活動。例:ビジョンや価値観、社内基準創造など。法務や特許。
衛生・家事活動:直接的にも間接的にも関連性を持っていない、本当に付随的な活動。例:社員の健康管理、従業員食堂、社員の年金管理業務、工場立地から政府報告の保存管理など
トップマネジメント活動:ビジョンを与え、基準を設定し、基準に照らして業績を監査するという職能。組織構造と戦略上の独特な挑戦をおこなう職能。
と記している。
今週も良い日になりますように。ごきげんよう!