牡牛座満月 11月16日 The Right Organization 組織構造の適切さ
16日 土曜日となりました。今日は満月らしく、スピリチャルな方々は、「牡牛座満月」と盛り上がってのイベントになっているようです。牡牛座満月ってなんでしょう?
「愛と豊かさを象徴する牡牛座で満月が起こります♪ 豊穣の満月なんて呼ぶ人もあるくらい、いわば1年間で最も豊かな満月」だそうです。
皆様にとって良い満月となりますように。
さて、本日の #ドラッカー365の金言 テキストは、『 #マネジメント -課題・責任・実践』48章 組織に関する結論 1974年版 下巻 368〜373ページ、そして、『 #明日を支配するもの 』1999年 第1章 マネジメントの常識が変わる 2、第二の間違い〜組織には唯一の正しい構造がある 13〜15ページより
また、『 #明日を支配するもの 』の該当部分には、「組織における5つの原則」とあるけれど、今日のテキストには、4つしか表示されていません。その4つとは1、透明でなければならない。
2、最終的な決定権を持つ者がいなければならない。
3、権限には責任が伴わなければならない。
4、誰にとっても上司は一人でなければならない、の4つです。
そして、今回は紹介されていない5つ目の原則は、
「階層の数は少なくしなければならない」です。この原則はまたどこかで紹介されることでしょう。
では、早速いきましょう。
今日のテーマは、組織の守るべき原則。適切な組織構造について。
最近は、部門横断型のプロジェクトチームを作ることが少なくありません。
これをドラッカーは「ジャズバンド型のチーム」と呼んでいますが、このジャズバンド型のチームは、参画したメンバーが自らの専門部門の長とチームリーダーという2人の上司を持つため、板挟みとなることがあります。
なので、ジャズバンド型のチームのリーダーは、プロジェクトの間は、チームリーダーだけをリーダーとする旨、部門長や組織長に納得させておく「社風」が大切です。
忠誠の板挟みを避けることは、とても大事なことです。
これからは、個々の人間にとって、同時に幾つかの組織構造の中で働くことが必要になる。ある仕事のためにはチームの一員として働き、また同時に、別の仕事のためには指揮命令系統の中で働く。自分の組織においてはボスとして采配を振るうが、他の組織ではパートナーとしてだったり、あるいは、一兵卒として汗を流す。
組織ごとに、自分の役割が変わることが当たり前になっていき、そういう働き方に慣れるってことが大切になるのではないでしょうか。
兼業農家の方だったり、パートで仕事に出ておられる主婦の方のように、ある時は、ボスとして、また、別の組織では、アルバイトとして、さらに別の組織ではパートナーとして、という多面性をもって仕事をするスタイルです。
過疎の村にある寺院では、檀家の減少に伴い、寺院の維持ができないため、近所の旅館に掃除係として、また別の日は家庭教師のアルバイトをしている僧侶の方がおられます。図らずも、この僧侶は「複業」をなさっているのですが、彼が複数の働きを担うことで、その村のコミュニティが維持されています。
ただ、これまでの機能を、減っていく住人が背負うことになれば、負担となり、持続的ではないでしょう。人口減少は広がる一方で、もはや少数派である青年・中高年が背負える仕事やイベントが増えています。
これまでは、多くの人たちは、家庭と仕事中心で暮らしていると思いますが、地域に暮らす住民として残すべき文化や大切にしたい地域の風習とは何かを、今一度考え直して、暮らしのあり方を見直すことも必要になってくるんじゃないかしら、と感じた次第です。皆さんは、どうお感じになられますでしょうか。良い週末となりますように。