出ました!「3人の石工」の話。 9月29日 Misdirection by Specialization スペシャリストの錯覚

おはようございます。このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。


#9月29日  
#Misdirection_by_Specialization
#スペシャリストの錯覚


今日のテキストも、 #マネジメント -課題・責任・実践 34章 #目標と自己規制による管理 ( Management by Objectives and Self-Control ) 1974年版では、下巻 87~90ページより

今日の話は、朝礼とかセミナーとか研修会で、誰もが1度は聞いたことがある「3人の石切工の話」です。

こういうビジネス例え話は、ドラッカーが初出かな?なるほど、人気が続くはずです。

 今日も日本のどこかで誰かが必ず「3人の石切工がいます」という話と、「あなたはどの石切工ですか?」みたいな話がセットで出てきて、社長にいい顔しようと思ってるあなたは「私が目指しているのは、3人目なんです!」なんて目をキラキラさせながら発言してんだろ??

いい加減やめたいが、出世、昇給のため。自分が居心地が良い環境のために、そう発言するのは正しいぞ。いいぞ、ビジネスパーソンの鏡だ。革命家気取って、「俺は本音で言ってやる」なんて止そう。

そんなのは、革命家でも何でもない。

本物のビッグなビジネスパーソンなら、選ぶのは、当然ながら3しかないんだ。革命家の道を選んで、人生自滅する厨二病はほうっておけ。バグなんだよ。そういうの。

取引先を幸せにして、上司を出世させて、あなたも出世、昇給する。それが、日本企業でも、外資でも働いた僕の結論だ。

独立起業しようと、サラリーマンでいようと、商売は基本同じである。いい製品・サービスで取引先を喜ばせるからこそ、取引が長続きする。クソつかんだ、と思われれば、切られる。シンプルなことなんだ。「大寺院を作っているんですよ」と目をキラキラさせながら仕事してる人のところに、次の仕事もやってくる。なぜならいい仕事して、お客を喜ばせているからである。

不貞腐れた厨二病はどこへ行ってもうまくいかない。そういうことに決まってるから、ドラッカーが本を書いているんだよ。今日もやっていこう。

#教会を建てているといえることが重要である


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 三人の石切り工の話がある。何をしているかを聞かれて、それぞれが「暮らしを立てている」「石切りの仕事をしている」「教会を建てている」と答えた。第三の男こそ、真のマネジャーである。
 第一の男は、仕事で何を得ようとしているかを知っており、事実それを得ている。一日の報酬に対し一日の仕事をする。だがマネジャーではない。将来もマネジャーにはならない。
 問題は第二の男である。熟練した専門能力は不可欠である。たしかに組織は、最高の技能を要求しなければ二流の存在になる。しかしスペシャリストは、たんに石を磨き脚柱を集めているにすぎなくとも、重大なことをしていると錯覚しがちである。専門能力の重要性は強調しなければならない。だが、それは全体のニーズとの関連においてでなければならない。

(『マネジメント-課題・責任・実践』)


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