8月1日　Diversification 多角化の条件

おはようございます。真夏の8月が始まりました。今月の #ドラッカー #365の金言 　を概観してみましょう。

お分かりの通り、今月はベンチャー、イノベーション、起業家精神が中心で、戦略や事業機会への言及が多数。今月も見逃せませんよ！

本日、8月1日　木曜日の #ドラッカー365の金言 テキストは、『 #マネジメント －課題・責任・実践』より。手元の1974年版だと、下巻　「56章　多様性への圧力」と　「57章　多様性から統一性を生み出すために」の2章（502〜556ページ）に記されています。

今日のテーマ：
#Diversification
#多角化の条件

今日の金言：
#強みに集中せよ 。


今日のACTION POINT

#あなたの組織の事業を見直してください 。
#集中していますか分散していますか 。
#もし分散しているならば市場もしくは技術の観点から一体性を保つ方法を工夫してください 。

強みに集中せよとの格言は常に正しい。組織は多角化していないほどマネジメントがしやすい。

しかし複雑な社会に対応するために、多角化は必要。ならば、多角化を調和させ、一体性を保つための方法を取るべき。その方法は2つしかない、という。

1つは、共通の市場。
もう1つは、共通の技術。

どちらをベースにして、事業、市場、製品、製品ライン、活動を統合して展開することだ、という提言です。

例えば、花屋さんが、園芸愛好家たち、という顧客＝市場をベースに、様々な種類の草花や花木を揃えるだけでなく、土壌や花器、植木鉢、農薬など揃え、需要に応える＝多角化　する方向は、市場をベースにした多角化ですし、

Apple社がMac OSという技術をベースに、Appストアにアプリを揃えていくのは、技術をベースにした多角化、ということなのでしょう。

まずは、あなたが何をベースに事業を展開しているのか。多くは市場をベースにした多角化の方がやりやすいと思います。なぜなら、多角化のヒントは、買ってくださるお客様との対話の中から生まれることが多いからです。お客様からの提案を参考に、進みたい方向へと伸びていくのが始めやすいし、資金ショートのリスクは少ないんじゃないかしら。

真夏の8月。今月も楽しんでいきましょう！