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11月3日 Gathering and Using Intelligence 組織が必要とする情報

11月3日、日曜日です。
本日文化の日、元々は明治節、
つまり、明治天皇誕生日です。
江戸幕府の幕藩体制から天皇中心とした中央集権国家体制へ短期間で作り変えたのは大久保利通だったのか、誰だったのか知りませんが、薩摩や長州などの外様大名やその家臣が中心となって、坂本龍馬ら「情報屋」が暗躍し、イギリスから武器調達を進めて、西郷隆盛らの「軍事派」がその軍備で、徳川家や徳川家臣の親藩を戊辰戦争で軍事的に追い落としたクーデターであったように感じます。その「象徴」として中心に置かれたのが、明治天皇だったのではないか、と感じています。

今日の #ドラッカー365の金言 テキストは、1999年の名著『 #明日を支配するもの 』第4章 情報が仕事を変える 147〜156ページ、eラーニング教材『データ通から情報通へ』から。

intelligence とは、

辞書によれば、intelligenceの基本的な意味は4つあるそうです。

1、知能、知性
・物事を理解し、学び、推論する能力
・新しい状況に適応する能力
・問題を解決する能力

2、知識、理解力
・学んだことを活用する力
・状況を把握・分析する力

3、(特に軍事・政治などの)情報、諜報
・機密情報や重要な情報
・情報収集活動

4、(集合的に)知的な人々
・インテリ層
・知識人

日常会話では主に「知能」「頭の良さ」という意味で使われることが多い単語ですが、ビジネスでは、より軍事的な意味を持つことが多いように感じています。

 仕事に必要な情報を手にするためには、次の2つの視点から取り組む必要がある。
(1)共に働く者や部下に対し、提供すべき情報は何か。それは、いかなるかたちで提供すべきか。いつまでに提供すべきか。

(2)自分が必要とすべき情報は何か。それは、誰からか。いかなるかたちでか。いつまでにか。

 もちろん、この2つの視点は互いに密接な関係にある。しかし、完全に違う種類の問題である。しかも、自分が何を提供するかが最初である。そこからコミュニケーションが可能となるからである。コミュニケーションが成立しなければ、情報は入ってこない。

同書、147ページ

2年前のテキストでも、元大本営参謀・堀栄三氏をご紹介しましたが、彼は、土肥原将軍から「何が一番大事か。枝葉末節にとらわれないで、本質を見ることだ。表層の文字やかたちを覚えないで、その奥にある深層の本質を見ることだ」「形だけを見てはいけない」と戒めを受けていました。

 また、父・堀丈夫から「情報は結局相手が何を考えているかを探る仕事だ。だが、そう簡単にお前たちの前に心の中を見せてはくれない。しかし心は見せないが、仕草はみせる。その仕草にも本物と偽物とがある。それらを十分に集めたり、点検したりして、これが相手の意中だと判断を下す。相手と言っても、第一線の指揮官には自分の正面の敵の指揮官になるし、大本営だったら、国家の主権の中枢が相手ということになろう。主権の中枢から直接聞くことができたら一番良いが、それは至難であって、時には嘘もつかれる。そうなると色々各場面で現れる仕草を集めて、それを通して判断する以外にはないようだな。」と教えを受けました。

こうした観点からあなたが組織に提供すべき情報は何か?を今一度考えて実践することが大切ではないか、と感じた次第です。良い休日となりますように。

今日のテーマ:
#Gathering_and_Using_Intelligence (インテリジェンスの収集と活用)
#組織が必要とする情報

今日の金言:
#情報は事業の定義が前提としているものの有効性を知るために必要とされる

今日のACTION POINT:
#経営戦略の有効性をチェックするための情報は十分ありますか

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