本日のテキストは、『イノベーションと起業家精神』1985(昭和60)年版では、73〜82ページより。
#ドラッカー
#365の金言 に学ぶ3連休の中日である
#7月14日 日曜日。
今日のテーマ:
#Unexpected_Failure
#予期せぬ失敗
今日の金言:
#予期せぬ失敗はイノベーションの機会の兆候と受け止めよ 。
今日のACTION POINT:
#あなたの組織や競争相手の予期せぬ失敗の例をあげてください 。
#失敗の原因は何だったでしょうか 。
マーケティングの大惨事=予期せぬ失敗として、ドラッカーが例示しているのが、1957年フォード社の新車「エドセル」の失敗であるが、
ちょうど、この本が出版された1985年に手酷いマーケティングの大惨事が起こっていた。それは、コカコーラ社の「ニューコーク」の失敗である。100年続いた伝統の味を新しい味に変更したところ、全米から抗議が殺到し、ニューコークは廃版へ、主導したマーケッターは失脚した、カンザス計画である。
そして、昨年起こった2023年、バドワイザー「バド・ライト」の失敗はご記憶のあるマーケッターも少なくないだろう。
バド・ライトはこの失敗で、売上30%ダウン。23年度同社収益も前年比10%もの減少となった要因の1つとされています。同社は、2024年に入り、メイン購買層が共和党支持層であるという分析から、トランプ前大統領を起用したスーパーボウル広告でテコ入れを計りましたが、ボイコット運動1年後の24年2月未現在もボイコット前の水準には回復せず、未だ苦戦していると伝わっています。
同じく昨年年末、某国タレントをアイコンに起用したことから、保守層から「どん兵衛ボイコット」運動があったことは記憶に新しいと思います。
マーケティング活動では、失敗は許されない、と言われますが、マーケティング巧者と言われるフォード、コカコーラ、バドワイザー、そして、日清食品といった大企業ですら、消費者からのボイコット運動が発生すると、そこからの回復には時間がかかるものです。
ただし、失敗後の対応が問われるのは、どこも同じです。例えば、フォードは、
失敗を糧として、次に繋げる。地味で厳しい道のりですが、しっかりやり切った先に栄光は待っている。そう信じて、今日もやってきたいですね。