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間違いや失敗をしたことのない者だけは信用してはならない。そのような者は、無難なこと、安全なこと、つまらないことにしか手をつけない。人は優れているほど多くの間違いをおかす。優れているほど新しいことを行なうからである。 9月10日 Defining One’s Performance 仕事ぶりの定義

#9月10日  火曜日です。あっという間に9月も10日になりましたね。今月も残り20日間ベストを尽くしていきましょう。
大谷さんも46−46と記録的シーズンを送っておりますし、50−50までそれぞれ残り4本。カウントダウンですね。ご本人は記録を意識するよりも、良い感覚で打席に立てることに集中している、ということです。

今日の #ドラッカー365の金言 テキストは、名著『 #マネジメント -課題・責任・実践』 36章 業績中心の精神 「事なかれ主義」の危険 #1974年 初版 でいうと、下巻の130〜131ページより。


今日のテーマ:
#Defining_One ’s_Performance (人のパフォーマンスを定義する) 
#仕事ぶりの定義

今日の金言:
#仕事ぶりとは百発百中のことではない
#百発百中はサーカスの話である

今日のACTION POINT:
#仕事ぶりを打率として解釈してください
#間違いを認める組織文化をつくってください

ドラッカーはカリスマ社員や天才社員中心とする組織を是とはしていません。

「組織は、天才に頼ることはできない。天才が現れるのは稀なので、あてにすることはできない。組織の良否は、普通の人が能力以上の業績をあげ、その強みを伸ばし、他の人が業績をあげる助けとすることができるようにするかどうかによって判定される。」

同書、128ページ

 凡人が能力以上の業績を上げ、強みを伸ばし、他の人が業績が上げられるよう助けとするために組織にするのであって、組織は仲が良いだけでなく、業績(パフォーマンス)が良いことによってその良し悪しが判定されるものだ、というのです。

ところが、カーショー(36歳)、フリーマン(34歳)、ベッツ(31歳)、大谷(30歳)と、サイ・ヤング賞受賞者、MVP受賞者の優れた才能を持つメンバーが集まっているLAドジャースでは、

 組織が健全であるためには、水準の高い仕事が必要である。目標管理が必要とされ、仕事本位であることが必要とされるのも、仕事の水準を高める必要があるからである。
 優れた仕事ぶりとは、長期にわたり、仕事において成果を生んでいくことである。

同書、130ページ

レギュラー(普通)の仕事の水準が他チームよりも高いレベルへと急上昇しています。仕事の水準が高いため、個々のプレイから優れた成果が生まれ、勝利という結果に結びついているからこそ、9月9日現在でリーグ最高勝率、最高勝利数となっているんだろうな。

とはいえ、彼らは失敗を恐れて「守り」に入っているわけではありません。

  間違いや失敗をしたことのない者だけは信用してはならない。そのような者は、無難なこと、安全なこと、つまらないことにしか手をつけない。人は優れているほど多くの間違いをおかす。優れているほど新しいことを行なうからである。

優れたプレイヤーや優れたビジネスパーソンは、果敢に挑戦して、間違いや失敗もするものなのです。失敗を恐れるような「洗脳」から目を覚そう。どんどん挑戦していこう。それが今日のドラッカーからのメッセージ。良い1日を!

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