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データ分析をいくら繰り返しても、答えを出すのは、あなた。そこから物事が転がっていくのかも。 9月23日 Controls, Control, and Management データの意味

 おはようございます。このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。

#9月23日 、本日のテーマは、
#Controls_Control_and_Management
#データの意味

今日のテキストは、1974年初版 #マネジメント  39章 管理手段と管理と経営者 1974年初版では下巻 195〜197ページからの引用です。

 現在は野球ですら「データ」を知らずしてプレイできない時代です。ましてや、経営も同じです。
 日々の売上データ、Webサイトのアクセスデータなどを経営に必要なデータを分析し、迅速に処理し、次の一手をどう打つか、常に決断が求められているのが、今の経営者であり、起業家の方々の仕事となっています。

データを知らないと勝てないか?

 データとは個々の事実統計、または情報の項目です。我々は、歴史に学んでいます。過去のデータ、経験に基づいて将来の行動を決めることがあります。かつての商談や戦争の結果・結末を知って、現在の行動を変容する場合があります。

 ただ、過去の事実、結果から「たら・れば」で語ることがあります。例えば、「ミッドウェー海戦はこうすれば勝てた」「関ヶ原の戦いはこうしたら西軍が勝てた」「栗田が反転しなければ・・・」みたいな後付けの知恵であり、要注意です。

「あの時、南雲がああしていたら・・・」「栗田が反転しなければ・・・」

 当事者がその時得ていた限られた情報・戦況の中で、勝利のために、未来につながるための決断をしなければならない。確固たる自信に基づいて切ったか、のるかそるかで切ったかは、わからないけれども、ええい!と最良と信じたカードを切った。だが、結果は最悪だった。

 そうじゃないケースもある。

10倍もの敵に勝てるのか?

 先日、ウクライナ軍が勝利し、ロシア軍に占領されていた東部ハルキウ州領土を大きく回復しました。

ウクライナ軍が最近の数日でハルキウ州での大規模な突破に成功。バラクリヤ市を奪還し東進を続けてクピャンスク市とオスキル川に到達後に南下を始めて、あっという間に要衝のイジューム市に進入して奪還しました。たった4日間で旋回しながら80~100km(直線距離では50~60km)を進撃する驚異的な速度です。ロシア軍の防衛線は崩壊、大規模な退却が始まりました。ウクライナ軍はハルキウ州の東部から南東部にかけての大突破に成功した後、ハルキウ州の北東部にも進撃を行いオスキル川以西を全て奪還しました。

https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20220911-00314496 より


https://twitter.com/tv_asahi_news/status/1571510629432950784?s=20&t=jjvCDvghGVpgl300T8g5lg

「十倍以上のロシアに、弱者のウクライナが勝つことはあり得ない」私たちはそう思っていますが、実は3分の1弱の確率で小国が勝利しています。特に、型破りな作戦がなされると、小国が勝つ確率は28.5%から63.6%へとグッと跳ね上がることを政治学者アイヴァン・アレグィン=トフトが示しています。

(詳しくはこちらをご覧ください↓)

 今回のウクライナの領土奪還作戦についても、ウクライナ、英、米の3国による現状を詳細に調査し、奪還作戦の立案と、実行するために必要な武器弾薬供給についてかなり詳細まで詰めて行なったと聞きます。

 ベトナム戦争やイラク戦争、チェチェン、アフガンなど圧倒的な力を持っているはずのロシアや米国が苦戦し、時には退却を余儀なくされています。これは国と国との紛争だけではなく、企業 vs 企業、そして個人 vs 個人でも同じことで、実は「圧倒的に不利な状況」が、時に有利に働くことがビジネスの世界でもよく見られます。

こちらのマガジンもよろしくです。↓



#データに意味があるかないかが最大の問題である


 情報処理能力の増大とマネジメント手法の発展にともない、データの設計能力が急速に向上しつつある。しかし、そのことはマネジメントの向上にいかなる意味をもつか。データの設計能力の向上をマネジメントの向上に結びつけるには何が必要か。というのは、データはあくまでも目的に対する手段であり、目的はマネジメントそのものにあるからである。
 データは、一人ひとりの人間の動機づけにつながらなければならない。データによって得られる情報が行動につながるには、その情報が知覚に翻訳されなければならない。さらに、人間組織においては、もう一つの複雑さ、つまり不確実性なるものが存在する。社会的事象に対する人の反応は、予測が不可能である。
 収益悪化のデータは値上げを意味しない。売り上げ減のデータは値下げを意味しない。そもそもデータが示している事象に意味がないかもしれない。たとえ意味があったとしても、その意味がかわるとはかぎらない。

(『マネジメント-課題・責任・実践』)

ACTION POINT

#マネジメントに使っているデータを再検討してください
#組織としての成果に直接かかわりのないデータをとってはいけません

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