誕生日、生誕日、忌日、記念日をもっとお祝いしようや!
コロナで不況になった現在、一気に景気回復できるアイデアを発表します。
それは、亡くなった人の誕生日をいつまでもお祝いし続ける「生誕祭」亡くなった「命日」をお祝いし続ける習慣をする、ということです。
これから人口減少ステージに入るってことは、どんどん命日が増えていくってことで、命日をお祝い食事、お祝いプレゼント、お祝い旅行などすれば景気回復できんじゃね?
元々誕生日をお祝いする習慣って日本にはなかったと思います。でも、誕生日をお祝いすることは「あなたが生まれて来てくれてありがとう」「あなたと会えてよかった」「あなたのおかげ」という誰もが愛されていることを感じられる、とてもいい習慣と思います。
いい会社、ホワイト企業は社員・スタッフの誕生日をお祝いを必ずやっています。そして、それがどれほど「働きがい」「やりがい」を与えているといいます。徳島県の西精工さんは、「月曜日に会社に行きたい!」社員割合が8割を超えているやりがいの塊みたいな会社さんですが、ここでも誕生日を大切にしています。それが社員を大切にする経営だから。
参考:https://a.r10.to/hVcsUy
ということで、誕生日を大切にする習慣ってあるのかなってちょい調べしてみましたら、わが国には、誕生日よりも、亡くなった日を大切にする習慣が根付いていることに気がつきました。
12月8日といえば、太平洋戦争開戦日でもあるのですが、ジョン・レノンが亡くなった日です。レノンさんが亡くなったのは1980年。受験勉強して疲れて寝てた時のこと、ビートルズマニアだった僕に母が「ジョンレノン死んだよ」と教えてくれて、何言ってんの?としばらく信じられなかったことを思い出します。
以来、12月8日はレノンさんの命日、ということで、コンサートがあったり、お祈りしたり、音楽かけたりと、親戚でもないのにする習慣がいつのまにか自分にも根付いています。
亡くなった人をいつまでも思い返す習慣として、「年忌」「回忌」「周忌」という仏教的習慣があります。wikiによれば、
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B4%E5%BF%8C
「七回忌」以降の法要は、日本で独自に付加されたものである。十二支が1巡する事に基づく「十三回忌」と2巡した「二十五回忌」や、三と七を重視した七回忌・十七回忌・二十三回忌・二十七回忌・三十三回忌・三十七回忌・四十三回忌・四十七回忌や、五十回忌(以後50年ごとに百回忌、百五十回忌…と続く)を行うことも始まった。五十回忌からは遠忌(おんき)というが、特に、宗祖や中興の祖、その寺の開山などの僧などの五十回忌以降の年忌を遠忌と呼ぶことが多い。
ということで、インドにも、唐にもなかった日本独特の習慣がイノベーションされていると知り感激いたしました。
どこの坊さんか、ご先祖さんのどなたか存じませんが、ご先祖さまのこのアイディアのおかげで、後世の子孫の私たち、多くの宴会業者さん、飲食関係の皆さんが潤ってきたのですから、経済効果的には本当に大きな恩恵のあることと思います。
後世の人たちにも、豊かにするアイデアって素敵なアイデアですね。
今回取り上げたジョンレノンさんも生誕80周年、没40回忌を記念した展示が六本木で行われています(1月11日まで)。
3年後は「四十三回忌」。そこで故レノンさんを偲ぶイベントや何かあるんでしょう。あるのかな。
MLBメジャーリーグベースボールでも、亡くなった名選手を偲ぶイベントや過去の活躍に思いを馳せる活動が行われていて、「今日もMLBだ」とファンに想起させ、引き寄せ続けるマーケティング的努力がなされています。
各球団もツイッター等を通じて、今日は○○選手の誕生日、と現役OB問わず知らせています。そうすることで、愛着を持つ人がいつまでも好きでいてくれるように、と工夫していることがわかります。
誕生日、忌日だけではありません。たとえば、2月14日バレンタイン・デー。
そもそもの習慣と異なるチョコレートの習慣も70年代後半に生まれたそうですが、チョコレートを贈り合う、という1つのアイディアがずっと今に引き継がれて、菓子業界のみならず、周辺も潤しています。
今年は、コロナがこうした習慣をぶっ壊していますが、落ち着いた後、引き続き、良き習慣として後世に続いていってほしいと思います。
そうだ、誕生日の話だった。
そういえば、海外では誕生日をお祝いし続ける習慣があるみたいです。先程のジョン・レノンの誕生日は、1940年10月9日。今年の10月9日に、生誕80周年の記念イベントが行われ、生誕記念のアルバム「Gimme Some Truth」も発表されました。
亡くなった偉人やアーティストを称え、生誕○周年、とお祝いする習慣はまだわが国には根付いてはいないと思います。これもいいアイディアと思います。
生きているときは誕生祭、亡くなっているときは生誕祭というのだとか。
どちらでもいい(笑)のですが、
以前、クラファンのことを書きましたが、
モノあまりの現在は、単にモノがいい、体験したい、では消費しない「消費に意味づけ」が必要な「イミ消費」時代です。消費に「先人の偉大さ、偉業を称える」という意味付けだったり、「楽しいお爺さんだったよ」と人となりを偲んだり、喜ぶことは、先人からの子孫へ「命の継続」でもあるのかな、なんてことを思ったりもします。
「喜べば 喜びごとが 喜んで 喜び集めて 喜びに来る」という言葉もございます。
誕生日や忌日、何かの記念日もお祝いする習慣が根付いていき、後世の子孫の方々も喜びが続くこともいいことと思います。さあ、経済回そ。コロナに負けるな! 今日もありがとうございます。
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