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組織自体が目的ではない。優先すべきは、組織構造ではなく組織の目的である。 11月16日 The Right Organization 組織構造の適切さ


#11月16日  木曜日のランチタイムです。
このNOTEは、 #ドラッカー #365の金言  を読むだけで、世の中の課題解決への道筋を考える力を鍛える教育エンタメNOTEです。

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今日のテーマは、
#The_Right_Organization
#組織構造の適切さ

今日のテキストは、『 #マネジメント -課題・責任・実践』48章 組織に関する結論 1974年版 下巻 368〜373ページ、『 #明日を支配するもの 』1999年 第1章 マネジメントの常識が変わる 2、第二の間違い〜組織には唯一の正しい構造がある 13〜15ページより

#ドラッカー は組織構造には単純さが必要と記しています。

もっとも単純(シンプル)でありながら有効に働く組織構造が、最良の組織構造である。問題を起こすことが少なければ、それだけ“優れた“組織構造である。しかるに、組織の構造が単純であるほど、問題もそれだけ起こらなくなる。

マネジメント 1974年版 下巻 371ページ

しかし、こうも記しています。

 組織は、目的達成のための手段である。それ自体が目的ではない。組織が健全であるためには、その構造が健全でなければならない。しかし、組織構造の健全さが、そのまま組織の健康を意味するわけではない。企業が健全であるかどうかを判定する基準は、組織構造の美しさや明快さや完全性ではない。それは、「そこに働く人間による業績」である。

マネジメント 1974年版 下巻 373ページ

 あなたの会社にも「組織構造を適切にするため」「生産性を向上するため」と人事コンサルが組織構造を変えませんか?的な提案があるのでは?

 迷った時は、原則に還ることがいいんじゃないかと思っています。自分も組織やってますけれど、やりたいことが広がりすぎて、とっちらかっちゃうばかりで、収束できずに、やりっぱなし、放りっぱなし。。。反省です。

 単純でありながら、有効に働く組織構造

有効に働かない、ならば、どうしたらいいか?と試行錯誤して、事業内容も時節に従って変わり続ける時代です。その中で、組織の構造だけ変わらない、ということはないです。法人向けで始めた商いがいつの間にか消費者向けの商いになったり、その逆もあったり、自分も何やってんだか、わけわかめに。組織どうなんだ?自分自身も何のためにやってんだ?と惑うことが増えて、どーにもならなくなってしまうことが続きます。

焦ると碌なことがありません。
ここは1つ、じっくり腰を据えて。
本来の目的に還って、理想を見つめ直す。
なんてことを繰り返しています。
ほとんどがうまくいかないんだけど、まあ、そういうもんと思って、試行錯誤の繰り返しです。

去年のテキストでは、大幅な赤字となっていたTwitterを買収したイーロン・マスク氏が総務や経理などのいわゆる事務部門を一旦全員解雇し、ゼロベースに戻してから、必要な人材を再雇用し、配置したという話題を取り上げました。

経営者が変わると組織もガラッと変わります。その人の理想のやり方があるからね。ドラッカーも「普遍的な設計原則なるものは存在しない。最良の設計原則さえも存在しない。」と、複雑な現実を理解し、その際に建てている組織構造の仮説について有効性を検証するという取り組みが必要になると記しています。

案外、人間もシンプルです。

褒められたり評価されれば嬉しくてやる気が出るし、叱られたり怒られたりすれば悲しくなって辞めたくなるもんです。

鬼の上司だ、厳しいんだ、なんて気取っていたって通用しません。人の感情の機微も理解する時代ですから。

さあて、午後からも元気にやっていきましょ!

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