【がんばれ受験生】一般選抜合格者が語る「DHUに気持ちが傾いた瞬間」
デジタルハリウッド大学(DHU)の入試は、自分にあった選抜区分を選ぶことができます。高校卒業までの経験や制作物を面接などを通じてアピールする「総合型選抜」が定員の7割を占める一方で、2月に実施される個別試験や共通テスト(旧センター試験)の成績を利用する「一般選抜」で合格を勝ち取った入学者もいます。
今回取材をしたのは、倍率約5倍という狭き門をくぐり抜けて、一般選抜で合格を果たした眠御沢すろうさん、境目ハルさん。現在は読書サークル「読んでもいいかな」所属のVTuberとしても活動しています。
高校在学中に積み上げてきた学力を武器にDHUを受験した先輩に、なぜDHUを進学先に選んだのか、入学してからどんな学生生活を送っているのかなどを聞きました。
※入学者選抜の詳細は「入学試験ガイド」へ!
一般選抜合格体験記①:眠御沢 すろうさん
高3の夏休みで迷いが生じ、進路変更を決断
——眠御沢さんは高校時代にどんな進路を考えていましたか。
高校3年生の1学期までは、DHUのようなクリエイティブなことを学べる大学を志望しておらず、理系の情報学部を目指そうとしていました。ただ高3の夏休みに、本当にこれでいいのか?と疑問が湧いてきたんです。
いろんな大学の情報を集めながら、自分が大学で何を学びたいのか、どんなことをやってみたいのかを考えた結果、何かを作ることが好きなんだなと気づいて。高校時代を振り返ってみると、動画制作をしていたときが一番没頭できて、楽しかった気がするんです。
制作を通して手を動かしながら学んでみたいと思い、クリエイティブな分野を学べる大学へ進学するため理系から文系に切り替えました。
——思い切った決断でしたね。さまざまな大学を調べる中、DHUのどんなところに惹かれましたか。
たとえば、少人数で受講できる、一人ひとりに寄り添った授業スタイルが魅力的でした。もちろん広い教室で大人数の学生が履修する授業もDHUにはありますが、それはインプット重視の授業。アウトプットを重視する場合は、プロによる丁寧なサポートが欠かせないと思ったんです。
インターネットで調べるだけでなく実際にDHUのオープンキャンパスにも行きましたが、体験授業がとても楽しいし、もっと話を聞いてみたくなる先生がたくさんいて。こうやって楽しく学べる大学に、自分は行きたかったんだと実感しました。
数ある合格通知の中から迷わず選んだDHU
——DHUを受験したときのことを教えてください。
もともとオータム・トライアウト(総合型選抜)を受験しているんです。これまでの経験をアピールする活動重視型を選びましたが、力及ばず不合格になってしまいました。
それでもまだ年明けに一般選抜というチャンスがあり、DHUに行きたいという気持ちは変わらなかったので、最後まで受験勉強を続けられました。
受験したのは一般選抜(A方式)で、数学・国語・英語の3科目。2科目のみで受験できるB方式もありましたが、倍率が高そうだったので3科目のA方式で勝負しました。
数学と英語は得意でしたが、国語の点数が伸び悩んでいたんです。そのため、休み時間や放課後にある国語の課外授業を受けたり、過去問を何度も解いたりして苦手を克服しようとしました。
——DHUのほかにも併願受験をしましたか。
約10校併願しました。受験費用が増えてしまって両親には申し訳なかったのですが、結果的に何通もの合格通知が自宅に届き、家族全員で喜びました。その中にDHUの合格通知があって、迷うことはもうありませんでした。
入学前から創作活動をしている同級生から刺激を受け、自分の制作に活かしたい
——現在2年生になりましたが、高校時代で頑張っていた映像制作は続けていますか。
映像制作はDHUでも引き続き勉強したいなと思っていたのですが、1年次の演習でもっとやりたいことが見つかりました。現在はデザインの分野に興味が湧いてきたので、グラフィックデザインを中心に学んでいます。
クリエイティブを始めるのが遅かった分、これから基礎を積み上げていこうと思っていますが、周りの友だちは自分より技術がある人ばかりです。
それは自分にとって不利な状況と感じることは一切なく、むしろ彼らのどこが優れていて、どうしたらそんなアウトプットになるのかを考えるきっかけになっています。
結局は、コツコツ努力することが成長の近道だと思っているので、できる限り授業の内容を吸収して、自分が作りたいものを追求していくつもりです。
——最後に、受験生へメッセージをお願いします。
もし「なんか違うな」とモヤモヤが続いているのであれば、その感覚を信じて進路を考え直してみると、道がひらけるかもしれません。当たり前かもしれませんが、大学は勉強する場所。なんとなくで大学を選ぶと、学びたくないことを学んで卒業してしまいます。
自分の直感を信じた結果、やりたいことが湧いてきているので、DHUに進学して良かったと思っています。周りの意見や偏差値などを大学選びの指標にしている場合は、一度自分のやりたいことは何かを考えてから、進学先について改めて考えみてはどうでしょうか?
一般選抜合格体験記②:境目ハルさん
獣医や生物学者になるためのを勉強し続けるのは難しかった
——境目さんはどんな高校生でしたか。
小学校6年生から高校2年生まではアメリカで過ごしていて、日本人学校に通っていたのではなく、現地の子と同じ学校で小・中・高と成長していきました。
高校2年生の夏に帰国し、その後は日本の通信制の高校で勉強していました。登校日は年に数回しかなく、自宅で過ごす時間がほとんどだったので、大好きな絵を描くことが多かったんです。幼稚園生くらいから今でも続けていて、主に動物の絵を描くことが好きで。
動物自体も大好きだったので、高校生のころは獣医師や生物学者として働きたいと思っていました。実はDHUを受験する前年に、理系の国公立大学を何校か受験していて、すべて不合格になってしまったんですよね。
原因は数学や理科が得意じゃなかったことです。勉強してもこれ以上伸びる気がしないし、大学でさらに難しい理系の専門分野を学ぶことを考えると、自分には難易度が高いと感じてしまいました。それで別の道を探すようになったんです。
興味があることを全部できるのはDHUしかない
——動物に関わる仕事のために大学へ行くのではなく、別の進路を探したんですね。
はい。でも両親はぼくが生物学を勉強する道に進むと思っていたので、「諦めて別の大学を受験したい」と言っても、「ここに行きたいっていう大学は決まっているの?もし決まってないなら、もうちょっと頑張ってみたら」と反対していて…。
多くの大学の出願締切日が迫り、ギリギリまで進路を変更できない中、見つけたのがDHUでした。イラストも、アニメーションも、3DCGも学べる大学で、いろんなことを勉強できる。動物関連以外で、ようやく自分の心が踊る学校を見つけられた感覚があったんです。
「ここに通ってみたい」と両親に話したら、受験を承諾してくれました。最終的には共通テスト利用方式と一般選抜(A方式)の両方を受験して、前者で合格をいただきました。
——高校2年生で日本に帰ってきたということで、受験勉強をするのは大変でしたよね。
そうですね。科目によっては中学生で学ぶ範囲から追いつく必要があったので、とても大変でした。
ただ、アメリカでの生活が長かったこともありリーディングやリスニングの点数が良く、英語で点数を稼げました。また、前年度で重点的に理科の勉強をしており、その貯金があったので苦手科目をカバーできたんです。
自分の得意なことや、これまでの経験が重なったおかげで、DHUに合格できました。
好きなことでリフレッシュしながら、受験勉強をするのが合格の近道
——入学して約半年が経過しましたが、大学生活はいかがですか。
すごく楽しいです!1年生なので、まだ専門科目を本格的には学んでいませんが、最近受講した英語の授業が特に楽しいです。
「プロダクション」というクラスなのですが、英語でコミュニケーションを取りながら映像などの作品をつくる授業なんです。英語で会話することも楽しいんですけど、みんなでひとつの作品を作る時間がとても好きで。その成果物は学内で展示もされました。
誰かに自分の作品を見せる機会はほとんどなかったので、いろんな方からリアクションをもらえることに、すごくワクワクしました。
——最後に、DHUへの進学を考えている学生へメッセージをお願いします。
ぼくは勉強が本当に苦手で、1度目の受験は失敗してしまいました。次の年は絶対に合格したいという気持ちがありましたが、あまり根を詰めすぎるのも良くないと思って、息抜きの時間も確保するようにしたんです。すると、自分のペースで勉強を続けられました。
DHUを受験する方であれば、自分の好きなことやリラックスできることを持っていると思うので、それを忘れないためにも、受験期間中でも自分の時間を確保してほしいと思っています。
受験の悩みは勉強でしか解決できないと思わずに、ご自身のペースで頑張ってください。DHUで一緒に学べるのを楽しみにしています。
いかがでしたか?
DHU入学者としてはマイノリティといえる一般選抜合格者。お二人の声を通じて、どの入試区分で入学してもDHUに決めたポイントは変わらないな、と感じました。同時に、二人がVTuber活動などを通じて自分のペースで大学生活を楽しんでいる様子もうかがえました。
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