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【あなたはどう化ける】DHU春のオープンキャンパス2024を作り上げた、変幻自在な在学生クリエイターたちに直撃しました。
デジタルハリウッド大学(DHU)に入学を決めたきっかけとして、在学生の多くが口にするのが「オープンキャンパスが楽しかったから」。
春、初夏、夏、秋と年間を通じて開催するDHUのオープンキャンパス(OC)では、大学で学べることや世界観、入学してほしい学生像を表現するため、コンセプトとキービジュアルを毎年設定しています。
2024年度のコンセプトは「バケモノ」。
「何かに化けそうだけれど、何に化けるかわからない。」「いまは何者でもないけれど、いつか何者かになるかもしれない。」1学部1学科の中で、変幻自在に姿を変えながら何者かになっていくDHU生を表現しました。
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今年度初回のイベントとなった「春のオープンキャンパス2024」(3月24日開催)は、そんな"バケモノ"たちの魅力が詰まったイベントとなりました。当日の様子はアーカイブおよび開催レポートをぜひご覧ください!
今回のnoteでは、大型LEDビジョンの映像制作を担当した新2年生、ライブ配信を裏側で支えた在学生アシスタントと、イベントにプロカメラマンへのインタビューをお届けします。
写真で振り返る、春OC2024ダイジェスト!
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縦2.5m、幅8mの特注LEDビジョンを中心に、あちこちにバケモノを付したステージングが目を惹きます。YouTube Liveでは全国各地の高校生が、チャット担当のDHU生、杉山学長、そして受験生同士で会話を楽しむ様子も見られました。
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それでは、ライブ配信直後の在学生クリエイターたちに話を聞きましょう。
大型LEDビジョンの映像制作を担当した「TORCH VISION STUDIOS」
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「今見ていただいた技術は、すべてデジタルハリウッド大学で学べる技術です。こういった技術を学びたい方は、ぜひこのデジタルハリウッドへの入学を考えてみてください」
春OCのライブ配信でこのようなメッセージを送ったのは、DHU新2年生の羽生 優さん。羽生さん率いる映像チーム「TORCH VISION STUDIOS」は、生成AIやVFXなどの技術を用いて、スタジオに設置された大型LEDビジョンに映像を出力するシステムを構築しました。
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2時間以上にわたってOCを支えてくれた3名に、制作の裏側や、これからの学生生活の中でどんな自分に「化け」たいかを聞きました。
登壇者の感情をAIが解釈し、それに合わせたVFX映像を出力
——今回のプロジェクトはいつ頃から準備しましたか?
羽生:1月の半ばですね。入試広報の方から何かやらないかと声をかけていただきました。ライブ配信ならバーチャルプロダクション(*1)という技術を活用した配信をするのはどうか、AIを使ったディープフェイク(*2)の演出はどうか、などいろいろ案が出ました。結果として大型LEDを使ったステージ演出をすることになったので、バーチャル背景をAIで自動生成したら面白そうだよねとなり、その案で進めることになりました。
——みなさんがそれぞれ担当したことを教えてください。
羽生:まずはいただいたオーダーから、映像としてどんな形にするかプランニングしました。それからイメージしたことを寺川くんや鈴木くんへ共有してディレクションをしたり、HoudiniやBlenderなどの3DCGソフトを活用して、チームでVFX映像を制作したり。
配信当日は、YouTube Liveの配信を担当していたプロの映像配信チーム「NOAH NAME」と連携し、スイッチング(投影する画面の切り替え作業)なども担当しました。
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鈴木:私は登壇者が話している情報から感情を識別して、それに合わせて背景の映像が変化するシステムを作りました。Pythonというプログラミング言語と動画生成AIを使って、ふたつのアプローチで感情を分析しています。ひとつは声のトーンやボリュームなどの音声情報から感情を分析する方法。もうひとつは話している内容を文字に起こして、言語情報から感情を分析する方法です。
——背景の映像はあの場ですべて生成していたのか、それとも、何パターンかすでに用意していたのか、どちらですか?
鈴木:もともとは完全なリアルタイム生成システムを組む予定でしたが、どうしても遅延が発生してしまうんですよね。音声を拾って感情分析をするのに5秒。その情報を元に0から動画を生成するために30秒〜1分かかってしまいます。
これだと話していることと生成される映像が大幅にずれてしまうので、あらかじめ20種類ほど動画を用意して、それぞれに感情パラメータを定義しておきました。すると、感情的な声や発言が聞こえたら、それに合わせて用意した動画をすぐに引っ張ってくることができ、リアルタイム性を持った背景投影を実現できました。
——寺川さんはどんなポジションでしたか。
寺川:羽生くんからもらったデザイン案をVFX映像として動かすために、オブジェクトをループさせる仕組みを作りました。今回のOCのコンセプトが「バケモノ」だったので、得体のしれない生き物がランダムに動いているようにしたかったんです。そのためBlenderのジオメトリノード(*3)を使い、自律的に動くオブジェクトを作りました。
(*1)バーチャルプロダクション:LEDビジョンに仮想空間を映し、それを背景として実物の被写体と同時に撮影する映像制作技法。3DCGをリアルタイムでレンダリングできるUnreal Engineを活用し、仮想空間に設置したバーチャルカメラと現実空間にあるカメラを連動させることで、リアリティのあるVFX映像がその場で生み出される。
(*2)ディープフェイク:深層学習(ディープラーニング)と偽物(フェイク)を組み合わせた言葉で、AIを活用した画像・映像合成技術のこと。
(*3)ジオメトリノード:色やベクトルなどの情報が含まれたノードをつなぎ合わせ、プログラミング的にモデリングするツール。ポリゴンをベースとしたモデリング方法や、粘土をこねるようにモデリングするスカルプトモードとは異なる。
グループ制作だからこその学び
——それぞれの役割を果たす中で、大変だったことはありましたか。
寺川:本番2日前に自宅のPCを2台使ってCGのレンダリングしていたのですが、それぞれのPCで色味の設定が違って、ひとつの映像として整合性が取れなくなってしまったんです。設定を揃えた上で、昨日の朝にもう一度レンダリングし直すことになり、昨日のリハーサルにも間に合うかぎりぎりの状態で…。結局自宅のPCだけでなく大学のPCや羽生くんのPCも借りて複数台でレンダリングし、8時間かけてやっと完成しました。
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——クリエイターあるある、ですね。
寺川:焦りましたが、今は解放感でいっぱいです(笑)。
鈴木:私は、準備不足と体調不良が重なり、本格的にイベント現場に参加できたのは本番前日のリハーサルからでした。もともと2人がシステムを組んでくれていましたが、実際にあの巨大な画面に映像を表示させられるか分からず、リハーサル中にずっと調べたりコーディングしたりしながらギリギリに完成させました。焦りましたね。
羽生:私は2人のしわ寄せがどんどんやってくるのが大変で、心臓バクバクでした(笑)。レンダリングが終わったと思ったら、今度は動画生成AIのシステム構築か!と。でも信頼している2人だったので、本番までにはなんとかしてくれるだろうなとは思っていました。
大変だったのは、自分のイメージを人に伝えること。今までは自分だけで作品制作をしていたので、すべてが自分の中で完結するんですよ。でも今回手を動かすのは僕だけではありません。「バケモノ」というコンセプトから僕が連想したことをチャットでメンバーに伝えても、当然それぞれにバケモノのイメージがあるから、すり合わせるのが難しかったですね。
ただ、直接話しながらイメージを共有すると、お互いにどんなバケモノを想像しているのかが理解しやすくなって、結果的に僕が想像していた以上に良いものを彼らは仕上げてくれました。特に今回は、話し手の感情を分析して映像を生成する作品だったので、感情を込めて直接話したからこそイメージの共有ができた。今回のグループワークを通じて、対面でコミュニケーションを取ることの大切さを実感しました。
——制作を通じて学びになったことや、今後の制作で活かしたいことはありますか。
鈴木:一番学びになったのは、やっぱりチームで制作する際の立ち振る舞い方です。入学してからの1年間でグループワークも経験してきましたが、ワンマンで企画を考えたり、動画を作ったり、デザインを考えたり、プレゼンまでしたりすることの方が多かったんです。人を頼るというか、人のスキルを活かすことに慣れていなかった。
今回は羽生くんに声をかけられてエンジニアとしてプロジェクトに参加したので、彼から頼られる立場です。作品の世界観を決める羽生くんの考えを元に、アウトプットする必要がありました。最初はうまくいかないこともありましたが、徐々に羽生くんが考えていることと同期していく感覚があって、気持ちの良いやり取りができました。
今後自分でチームを持って制作するときも、メンバーとの考えのすり合わせ方、コミュニケーションの取り方などは、今回の経験が活きると思います。
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残り3年間の学生生活
——4月から新2年生。これから皆さんはどう化けていきたいですか?
羽生:TORCH VISION STUDIOSは、まだ発足したばかりですが、日本国内だけでなく、海外の人にも映像作品を見てほしい。こちらが化けるというより、誰も見たことのないような映像作品を作って、海外の人たちを化かしたいです!
寺川:私は2年から海外留学に行く予定なので、英語のバケモノになりたいです。
鈴木:コンテンツの一種としてネットの海に漂流する存在になるのが目標です。私は『大乱闘スマッシュブラザーズ』や『星のカービィ』の生みの親である桜井 政博さんに憧れていて。桜井さんは有名なゲームクリエイターとして認知されているのはもちろんですが、桜井さんというキャラクター自体がコンテンツ・ミーム化している。
私は自主制作としてゲームを作っているのですが、それを通して私を知ってもらい、コンテンツ的な存在に化けていきたいです。
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YouTube Live配信のアシスタントの皆さん
続いてお話を聞いたのは、春OC2024のYouTube Live配信を支えたアシスタントの在学生4名です。ライブ配信の現場が初めてという皆さんでしたが、「とにかく楽しそう!」「何かしら勉強になることがあるはず!」とさまざまな期待を胸に、プロジェクトに参加しました。
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今日のことは絶対忘れないようにしようと思った
——配信お疲れ様でした!準備期間を含めての感想をお願いします。
KIM:僕は裏方として、出演者さんの出ハケ(舞台の出入り)を担当しました。ライブ配信が滞りなく進むようにタイミングを見計らって演者さんに移動してもらうよう指示する役割。初めての経験でしたが、演者さんから直接感謝されることがあり、やりがいを感じました。
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内山:私はカメラマンのアシスタント(カメアシ)担当でした。今回はプロのカメラマンさんに付かせていただいたのですが、当日の配信を必ず成功させるために、どれだけ準備をすべきかを教えてもらいました。チームに共有されたスプレッドシートには、誰がどのタイミングでどんな動き方をするべきか、ここまで備えておくんだと思うほど詳細な計画が書かれていて。緊張感があったけど、絶対成功させるぞって思いが強い現場でした。
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——プロカメラマンから学べたものは?
内山:「◯カメ行きます」とディレクションされる前から、その方はすでに動き出していて、画角を探して自主的により良い画を撮ろうという精神を、近くで見ることができました。また私が1聞いたら10教えてくれて、本当にためになった1日だったので、今日のことは絶対に忘れないようにしようと思いました。
梁:私は学内でスタッフ募集の掲示板を見て、ライブ配信ってなんだか面白そうだと思ったのと、就職活動にちょっと疲れた時期だったので(苦笑)、手を上げました。KIMさんと同じ出ハケを担当しました。
「今出てください!」と演者さんに声をかけるのですが、それをただ伝えるのではなく、登壇するタイミングから逆算して「そろそろ準備してくださいね」と段階的に知らせることで、出はけをコントロールできました。
そもそも映像分野を専攻していたわけではないのですが、自分で率先して考え周りに気を配るというのは、どの業界でも必要なスキルなんだと実感しました。今後の就職活動を考える上でのヒントにもなりました。
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永吉:私はBGMを担当しました。iPadに専用のアプリがあって、そこに音源をセットし、フェードイン/フェードアウトなどの設定を行いました。
私ひとりがミスをしてしまうと配信のBGMがなくなってシーンとしちゃうことがあり、その責任感から本番は緊張しました。でも音響担当の方や入試事務局の方など、ライブ配信に慣れている方が周りにたくさんいたので、その方たちが丁寧に教えてくださって勉強になることばかりでした。
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今の自分にできることは何か考え、実行に移す
——みなさん初めての現場とは思えない動きぶりで、イベントもスムーズに進行していました。現場で心がけていたことはありますか?
永吉:何かできることないかなって探していました。できることが見つかっても、それを実行して大丈夫なのか心配なときは、とにかく相談する。細かいことでも確認しに行ったのが良かったのかなと思います。
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梁:演者さんとコミュニケーションを多めに取って、緊張をほぐすよう心がけていました。初めて登壇する新2年生や、入学前の新1年生もいたので、慣れないことだらけで不安だったと思います。
「『あなたはどう化ける?』って質問にどう答えよう?」と悩んでいる後輩には、「アドリブでもきっと大丈夫!司会者の人もそれっぽくまとめてくれるから!」と、アドバイスになっているか分かりませんが(笑)、とにかく自然体でいられるように演者さんに声をかけていました。
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——新4年生だからこその振る舞いですね。
内山:私は、カメラマンの辻稔さんからリハーサルのときに言われた「現場は気遣いが一番大事」というアドバイスを心がけて、今日の現場に臨みました。カメラマンさんが動いたときには「気遣い気遣い気遣い…」と心の中で復唱して、動線を確保するためにケーブルを整理してアシスタントに徹しました。
KIM:今回はライブ配信であり、秒単位で出ハケのタイミングを調節しなけばいけないので、事前に準備していたことが役立ったかなと。
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KIM:また僕は韓国出身で、徴兵のために数年間母国に帰っていました。その経験から、「立て」「座れ」と指示を受けること、自分自身もはっきりと指示を出すことに慣れていたのですが、今回は誰もが気持ちよく撮影に臨めるように、丁寧にコミュニケーションを取ることを心がけました。
それぞれのこれから
——最後に、4月1日から新年度が始まりますが、みなさんはこの1年でどう化けていきたいですか?
KIM:1年のころは自宅でひとりで作業することが多かったのですが、今年からは友人と外で規模の大きい作品を作れるようになりたいです。
梁:私は就職活動中で、自分の強み弱みを整理したり、自分が作ってきた作品やこれまでの活動に向き合う機会が多いのですが、正直なところ、大学時代にちゃんとした作品を作ってこなかったなと落ち込んでいたところでした。でも、今回のOCで自分の活動に自信を持っている方が多く、この人たちのようにもっと早くから制作に打ち込んでいればと思うと同時に、今からでもできることはあるなって考えられるようになりました。今はとにかく卒業や就職に向けて、できることを頑張りたいと思います。
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内山:私は映像専攻なのですが、ポートフォリオに載せられる作品が少なすぎるのが課題。だからこの1年でたくさんの映像作品を作っていきたいです。今までバイトがあるとか理由をつけて自主制作ができていませんでしたが、学生という時間がある期間は今しかないので、自分らしい自分軸の作品を作っていきたいと思います。
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永吉:1年前に入学したときに、CGや広告、映像などやりたいことがたくさんありました。この1年で勉強していると、各分野の中でもさらに細分化していることが分かって、ますますやりたいことが増えてしまった。2年生では、その中でひとつだけでも自分の作品を作れるようになりたいです。
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伝説のカメラマン、辻稔さんに聞く
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今回、「アメトーーク!」や「ロンドンハーツ」などの人気テレビ番組のチーフカメラマンを務める辻稔さんが、なんと春OC2024のライブ配信に参加いただていました!撮影の合間に在学生たちへのアドバイスも盛んに行なっていた辻さんに、お話を伺いました。
——本日の配信の率直なご感想をお願いします!
僕はテレビのカメラマンで、スタッフはDHUで映像や放送に限らずさまざまな分野を学んでいる学生さん。これまで何度かDHUのOCのカメラマンを任せてもらっていますが、彼らに何を伝えるべきかは毎回悩みます。なぜなら、学生全員がテレビ業界を目指しているわけではないからです。
今日カメラアシスタントを担当してくれた学生に、「アシスタントとして重宝されるのはどんな人だと思う?」と質問をしました。彼女は分からないと答えましたが、「気が利く人だよ」と伝えたんです。「カメラマンの僕や、クライアントが今何を求めているのか、それを考えてみたら、アシスタントとしてやるべきことが見えてくるよ」と教えたら、彼女はそれを吸収してくれたようで、先回りして行動してくれました。悩んだ末に彼女にアドバイスできたのは良かったと思いますね。
——最後に、DHU生や高校生へ向けてメッセージをお願いします!
学生時代に個人で制作するのであれば、好きなように芸術品を制作しても大丈夫。一方で、社会人になってプロとしてお金を稼ぐ場合は、商業芸術品を作らなければなりません。クリエイターの成果物に対して、お金を支払ってくれる人がいる。それが仕事です。
だからプロとして生きていくためには、相手のニーズを考えられる気の利く人でなければならない。そういう意味も込めて、今回はDHU生にアドバイスをしました。
これから技術を身につける中で、気の利くクリエイターになっていき、相手のニーズに応えられるようになる。自分のできることが増えてきたら、自分のやりたいこと、作りたいことがより分かるようになってくると思います。
今回は
— 辻 稔 (@owaraicam) March 24, 2024
クリエィティブな映像を
作る作業ではなく
学校や学生の活動紹介のような
番組作りでしたので
僕は長年の経験を活かして
彼らに
カメラというよりは
番組作り
という点で、可能な限り
アドバイスさせていただきました
そりぁあ、この
番組作りの世界で
38年もやっているので、…
以上、春のオープンキャンパス2024の裏側でした!
次回のイベントは、現役プロの教員陣による「体験授業」を楽しめる初夏のオープンキャンパス2024。5月12日(日)、6月9日(日)の開催予定です。またお会いしましょう!
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