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【親子で挑戦】Unreal Engine5でゲームの世界を作り上げろ。「秋のオープンキャンパス2024」会場レポート
2024年10月27日正午、デジタルハリウッド大学(DHU)の駿河台キャンパスに集まったのは、25組の高校生とその保護者のみなさん。
デジタルコミュニケーションに関心がある、という共通点こそあれ、初めて会う同世代の参加者たち。開始直後こそ緊張した面持ちでしたが、DHUの教職員と在学生によるアイスブレイクで、会場内は暖かい空気感に包まれていきました。
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この日開催されたのは、「秋のオープンキャンパス(秋OC)」名物、高1・高2生限定・デジタル制作ワークショップ。毎年多くの高校生が、このワークショップを通じてDHUでの学びを体験し、DHUへの受験を決めている人気のイベントです。
秋OC2024のメインコンテンツは、世界でもっとも使用されているゲームエンジンのひとつである「Unreal Engine5」を使ったゲーム背景制作体験!記事前半では、DHU公式note編集部が密着取材を行なったワークショップの様子をご紹介します。
https://www.unrealengine.com/ja
記事後半では、別会場で行われたYouTube Liveでのトークショーの様子に加え、オープンキャンパス参加後の高校生や、ワークショップの運営等に携わった在学生へのインタビューもお届けします。ぜひ最後までご覧ください!
【3DCG演習】ゲーム背景制作体験ワークショップ
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今回のワークショップのテーマは「Unreal Engine5で自分だけのゲーム舞台を作ろう!」です。担当教員は、デジタルハリウッド大学・デジタルハリウッド大学大学院・デジタルハリウッド専門スクールなどで3DCG領域の授業を担当している小倉 以索教授です。
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大教室に高校生と保護者の皆さまに集まってもらい、最初にオリエンテーションを実施。その後PC教室に移動して50分程度の演習を3限受講。最後に作品の発表をしてもらいました。
秋OCの流れ
・オリエンテーション
・1限目:基本操作と役割分担
・2限目:制作時間
・3限目:データの集約
・作品発表
・キャンパスツアー
オリエンテーション
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高校生は3〜4名ごとに6つのグループに分かれ、グループワークがスタート。
今回のワークショップで高校生たちに課されたのは、「楽しく」「面白く」「組み合わせる」を心がけて、チームでひとつの作品を完成させることです。メンバー同士の作品を組み合わせ、最終発表の時間までに完成させられるのでしょうか。
まずは呼んでほしいニックネームを決め、アイスブレイクとして「もし1日だけゲームの世界に入り込めるなら、どのゲームタイトルにする?」というトークテーマで話し合って、チームメイトを互いに知ることから始めます。
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「僕もシン・ゴジラ好き!」「ゴジラ-1.0も観た方が良いよ!」と好きな作品が重なり、すぐに距離が縮まっている様子でした。
1限目:基本操作と役割分担
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ここからは、チームごとにPC教室へ移動します。
3DCGを学んだことがない高校生も、1時間後にはキャラクターやワールドを作れるようになるために、小倉先生からツールの基本操作方法についてレクチャーがありました。
使用するのは、3Dキャラクター制作ソフトウェア「VRoid Studio」と、3Dゲームエンジン「Unreal Engine」です。
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VRoid Studioでは、顔・髪型・体型・衣装・アクセサリーなどを自由に設定し、キャラクターの見た目を簡単にカスタマイズできます。一方Unreal Engineでは、制作したキャラクターを配置するための3Dワールドを作ることができます。
視点の切り替え方や、オブジェクトの配置・拡大・縮小方法などを学んだ後は、チーム内でキャラクターの制作者と、背景の制作者を分担していきました。
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2限目:制作時間
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ツールの操作方法を学んだら、続いては個人制作の時間です。
Unreal Engine上に用意されたのは、「古代エジプト」「RPG風の村」「ヨーロッパの田舎町」という3テーマのアセット(素材集)です。Unreal Engineで背景を制作する人たちは、この中から建物や家具などを選択し、独自の世界を作っていきます。
個人で制作するとはいえ、どんな世界観にするか、そこにはどんなキャラクターが存在しているのかを、チーム内で話し合いながら共通認識を揃えていきました。
3限目:データの集約
ここからは仕上げの時間。VRoid Studioで制作したキャラクター、Unreal Engineで配置した素材を、リーダーのPCに集約させ、ひとつのワールドを構築します。
別のPCに出力できるようファイルの拡張子を変更したり、データの保存先を見失ったり、慣れない作業が続いてやや苦戦する場面も。ですが、先生や在学生メンターの力を借りながら、なんとかリーダーのPCに素材が集まりました。
自分の席を離れ、ひとつのモニターをチーム全員が見守る中、キャラクターがワールドに出現!歓声が上がります。
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それから、Unreal Engineの高解像度スクリーンショットという機能を使って、好きなアングルからキャラクターやワールドの風景を撮影します。指定のフォルダに格納したら、PC教室での作業は終了です。
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作品発表
オリエンテーションを行った教室に戻り、先ほど提出した作品がスクリーンに映し出されます。各チームの発表者が作品を解説しながら、チームメイトの活躍も紹介していきました。
「初めての経験ばかりだったけれど、仲間と協力して完成させられた!」
「建物の間の洗濯物や、日の当たり方など細かいところにこだわりました」
「最初はバラバラで作っていてどうなるんだろうって思っていましたが、合わせて見たらめちゃめちゃ良くできていてびっくりしました!」
「庭と机のオブジェクトは別々の人が作っていましたが、どこにレイアウトするか話し合って、ベストな場所に配置することができました」
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最後に小倉先生から高校生や保護者の方へお話があり、3時間のワークショップは終了しました。
小倉先生
本日使用したのは両方とも無料のソフトで、特にUnreal Engineは世に出ているさまざまな作品に使用されています。皆さんができる範囲で構いませんので、今日触ったツールを自宅でも使ってみてください。
また、受験勉強は大変かもしれませんが、いろいろなコンテンツに触れて、世の中ってこんなに面白いものがあるんだと、これから過ごしてほしいです。
「絶対受かります!」ワークショップ参加者のご感想
ワークショップに参加された高校生と保護者の方々は、その後在学生が率いるキャンパスツアーに参加しました。すべてのプログラムが終了した後、参加者の方々に感想を伺いました。
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高2生・マテオさん
アニメーション、映像、プログラミング、起業のことなどが学べて、将来クリエイターになるためにはぴったりな場所だと思い、オープンキャンパスに参加しました。先生の授業は分かりやすく、すぐに頭の中に入っていきました。
これまで、クリエイター志望者が集まる大学のオープンキャンパスにいくつか行き、実際に大学の先生や先輩方と話してみましたが、きっと僕はDHUを選ぶと思います。たくさん作品を作り、ほかの高校生を超えられるクリエイターになって受験に挑みます。
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Aさんのお母様
今日は息子たちが作品を完成させて発表するまで、ほとんどの流れを見ていました。12時から15時までという限られた中でここまでできるのは、先生が子どもたちをやる気にさせたり、教えるのが上手かったりするからだと思います。商業クリエイターになるために最適な環境だと感じました。
高2生・Aさん
ワークショップでは、在学生のみなさんが優しくアドバイスしてくださって、楽しく受講できました。今日学んだCG以外にも、今のご時世に必要なことが学べる大学だと思ったので、DHUでいろんなことを学べたら良いなと思います。
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Kさんのお父様
自分で考えて作業をしたり、チームで相談しながらひとつの作品を作っていたりして、社会人になってから必要とされる力が身につきそうだなと、ワークショップの様子を見ていて感じました。親としては、娘のやりたいことの後押しをしてあげたい気持ちしかないので、これから頑張ってほしいです。
高2生・Kさん
オープンキャンパスにはもう3回参加しています。在学生の皆さんがフレンドリーで、楽しく話しかけてくれましたし、チームで一致団結してひとつの作品を作れるように支えてくれて、とても良い人たちばかりでした。DHU1本で勝負したいと思っています!オータムトライアウト、絶対受かります!
在学生メンターを務めた1年生・ツッキーさん
今回のワークショップでは、在学生メンターがPC教室を駆け回り、高校生をサポートしました。オープンキャンパス終了後、メンターのひとりであるツッキーさんに感想をお聞きしました!
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——ツッキーさんはGグループのメンターとして大活躍でした!今日はどんなことが印象に残っていますか。
わたしはそもそも機械音痴で、DHUに来てから今日触ったようなツールを初めて使うようになったタイプなんです。今日みんなを見ていたら、意外とつまずかないで進められて、すごいな最近の子!って思いました(笑)。
あとは、ワークショップの最後に作品のタイトルを決めるときに、グループの子たちが「想像力をかき立てるタイトルにしたい」と話していたのが印象的でした。なぜ少女は村にいるのか、そんな疑問をタイトルに含ませるという発想が面白かったですね。
——1年前は、ツッキーさんもDHUを受験する側でした。入学して半年ほど勉強してみていかがでしょう。
入学して良かったと思います。もともと優柔不断と言いますか、あれもこれも!って選びたいタイプなので、1学部しかなくていろんなことを学べるDHUが自分の性に合っている感じです。
今は主に3DCGの勉強をしていて、面白そうな授業があれば履修登録をしていなくても聴講しちゃっています。受けたい授業がいっぱいあって、好きに学んでも大丈夫な雰囲気なのでとても楽しいです。
——高校生へアドバイスがあればお願いします。
もしDHUを受験するなら、自分の好きなことに正直に。わたしは面接に1回落ちていて、2回目で合格をもらいました。最初は、いい子ちゃんでいようとして当たり障りのない回答をしてしまったのが、たぶん落ちた原因だと思うんです。
それで2回目の面接には、用意したのを全部捨てよう、自分の好きなことをとにかく話してそれでダメならしょうがない、って気持ちで臨みました。あくまでわたしの体験談なのですが、自分の好きなこと、興味のあることを伝えられたら、合格に近づくのではないかと思います。
【YouTube Live】在学生・卒業生によるトークセッション
ワークショップと並行して、在学生・卒業生によるトークセッション&保護者向け説明会をYouTube Liveで行いました。YouTubeのコメント欄には、高校生、留学生、保護者の方など、さまざまな方からのメッセージや質問が届きました。
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トークセッションのコーナーには、半年前にDHUへ入学したばかりの1年生・茂木さんが初出演。
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「基礎ツール演習」という授業で制作した名刺やMVとともに、グラフィックソフト「Adobe Illustrator」やモーショングラフィックスソフト「Adobe After Effects」など、学習しているツールを解説します。
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加えて、茂木さんの時間割も共有してもらい、1年目には英語の授業をたくさん受けていることを紹介してくれました。
「英語の授業は週6コマ受講しています。ただ高校のときとは違って筆記試験はなく、英語でプレゼンをしたり、英語で作品を作ることで単位を取得できます」
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また、学部2年生の大城さん、卒業生でNOAH NAME株式会社代表の吉田さんもトークセッションのコーナーに出演。受験の体験談や在学中に学んだこと、卒業後の進路などさまざまなトークテーマでお話ししていきました。
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▼YouTube Liveをご覧になっていない方はこちら
「納得のいく進路を選べた」
YouTube Liveに出演した1年生の茂木 美穂さんにも、配信終了後の感想を伺いました!
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——配信への出演お疲れ様でした!今日の配信では、受験期や1年生の前期に受けた授業について振り返ってもらいました。トーク中に考えていたことはありましたか。
すごく緊張しました!入試の話のときに、特に保護者の方々が深く頷いていたのが印象的で、関心を持っていただいているなと思いました。また、自分が受験生だったときに悩んでいたことがあったので、自分と同じ境遇の人が見ていると思って話しました。
——どんな悩みがありましたか。
もともとわたしは、理系の大学に進学したかったのですが、どうしても行きたい大学が見つけられなくて、勉強のモチベーションが保てずにいました。
ただ、DHUのオープンキャンパスにオンラインで参加したところ、「アニメのことを学べるの良いじゃん!」「ほかの分野の勉強もできるなら、もし明確にやりたい仕事が見つかったら軌道修正もできそう」と思って、初めてここに行きたいと思える大学を見つけられました。
学園祭にも参加して、在学生と話したときも「ここなら楽しく勉強できそうだな」と思えたんです。年が明けて共通テスト利用方式でDHUを受験したのですが、最後まで受験勉強を続けられて合格することができました。
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——最後に、受験生の皆さんへメッセージをお願いします。
せっかくの10代最後の時期、そして20代最初の時期を大学生として過ごすなら、自身が本当に納得のいく進路にしてほしいなって思います。わたしは納得のいく進路を選べて、今勉強をするのが毎日楽しいので、どうしてもここに行きたい!という気持ちになれる大学を選んでいただきたいです。
今年の大規模オープンキャンパスは今回が最後です。次回は「春のオープンキャンパス2025」(2025年3月末開催予定)でお会いしましょう!
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