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【インスタライブ大公開!】U-18アーティストコンテスト受賞者に聞く!入試と大学生活のあれこれ

毎年デジタルハリウッド大学が主催する「U-18アーティストコンテスト」(通称、アティコン)。デジタルとクリエイティブの力で自分を表現する18歳以下のみなさんを応援する本コンテストの応募締め切りが、2024年7月7日に迫っています。

アーティストコンテスト 公式サイト
https://www.dhw.ac.jp/p/articon/

今回のnoteでは、6月23日に開催されたキャンパスPRプロジェクト公式Instagramのライブ配信にて、アティコンで優秀賞を受賞した学生によるトークセッションを書き起こし形式でお届けします。

高校生から寄せられた素朴な疑問に、受賞者で入学者のCPRP7期生・三上さんと、大学広報スタッフでDHU卒業生の山本がお答えします!

三上さん(1年、キャンパスPRプロジェクト)


ポートフォリオってどうやって作るの?

山本:今日は1年生の三上さんに学生生活の様子、アティコンについてなどどんどん聞いていこうと思います。お、早速質問が来ましたね、ポートフォリオにはどんなことを書けばいいですか?とのことですが……。

三上:受験形式がどんな「型」かによりますが、自分は作品型だったので、作品をたくさん載せたポートフォリオを作りました。各ページに制作時間や使用ツール名を書くと説得力が増すと思います。

三上さんのポートフォリオ(一部抜粋)。作品とその詳細が丁寧に記載されている。

山本:このページの真ん中の作品には「高校1年生、制作時間5時間、使用ツール:Adobe Primiere Pro」と記載されていますね。こういった情報が書いてあると、見ている側は「この時間でこれくらい作れるんだ」というイメージを持ちやすいので、大事ですね。

ポートフォリオって、たくさん届くんです。しっかり見てもらうためには、自信があるものから並べていく必要もあるし、このくらいの時間でこのくらいのスキルでというのが想像しやすいような工夫が必要ですね。

三上さんは受験して、DHUに入学して、いかがですか?入学前からずっとDHUを好きでいてくれた、とのことですが。

三上:入ってからも好きな気持ちは強まっています(笑)。1限のスタート時間が8:40と早いので、遠方に住んでいる人は慣れるまでちょっと大変かもしれないけど…。

山本:1限は1年生の使命ですね(笑)。友だちはできました?

三上:できました!最初にできたのは入試当日、オータム・トライアウトの秋期講習がきっかけです。あとは、新入生研修のときとか、カフェテリアで話をしたときとか。ラウンジにいると学生が集まってきて、自然と趣味の合う人が見つかるので、どこからでも仲良くなれます。

三上さんが設立したイラストサークル「WiP」。サークル長も務めています。

山本:今年の1年生は特に仲がいい印象ですね。勉強はいかがですか?大変なことはありますか?

三上:自分は金曜日に授業が詰まってしまっているので、それがちょっと大変ですね。デッサンと3DCG、どちらもすごく頭を使う授業が続くので…。でも、カフェテリアでリフレッシュしたり、友だちと話をしたりしながら、楽しんでいます。

山本:DHUのデッサンは面白いですよね。1年あれば絵心がない方でもある程度描けるようになります。

三上:お、チャットで質問をいただきました。「よく見るポートフォリオの見本はデザインが細かくて圧倒されるものが多く感じます。ポートフォリオのデザインによって評価が変わったりしますか?

山本:ポートフォリオのデザインが厳密にこうでなければならない、というのはありません。インターネットや本などで調べてみてください。重要なのは、ポートフォリオを通じてあなたのどんな魅力を伝えたいのか、ということ。ここはしっかり突き詰めておきましょう。

三上:今は調べたらなんでも出てくるので、調べていいなと思ったものはなんでも見本にするのがいいと思います。引き出しやバリエーションってすごく大事なので。調べるのもスキルのひとつ。それを活用してもらえたらと思います。

山本:見せたい作品がたくさんあると思うので、うまく取捨選択していただければと思いますよ!

さて、次の質問です。「昨年DHUを卒業した先輩に、作品そのものよりもポートフォリオがどれだけわかりやすいかを重視していると言われましたが、本当ですか?

うーん、作品に対してのクオリティ、資料作りにあたってどれだけ調べてきているか、どうすれば印象がいいか(服装など)を考えているか…総合的に評価しています。

作品で言えば、今回のアーティストコンテストに応募していただくと特待生選考の書類選考が免除になるんですよね。特待生選考を考えている人は、ぜひアーティストコンテストにも応募してほしいです。

三上さんは、どうしてアティコンに応募しようと思ったんですか?

三上:高校生の頃、DHUについて調べていてアティコンにたどり着きました。いくつか作品もあったので、それなら出しちゃおうと!きっかけこそ些細なものでしたが、結果的に入賞できたので嬉しかったです。

アーティストコンテスト2023 イラスト部門優秀賞「玲瓏を運ぶ少⼥」

山本:三上さんはいつからイラストを描いているんですか?

三上:絵を描き始めたのは小学生です。趣味としてやっていて、気づいたらここまで来ていました。

山本:いわゆる「神絵師」と呼ばれる部類かと。

三上:いやいや(笑)。高校3年くらいで自分の描きたいものが見つかって、ようやくこのテイストだ!というものが固まってきたなと思います。

山本:アティコンに応募してよかったですか?

三上:めっちゃよかったです。自分の自信になるだけでなく、書類選考が免除になるので、メリットも大きいと思います。受賞したことももちろんですが、自分の作品を外に出して、人に見てもらう経験が大事なのかなと思います。

山本:アティコン2024の締め切りは7月7日です。少しでも出してみようかな?という気持ちのある方は、ぜひ応募してみてほしいですね。

三上さんはBlenderを使った制作もされているとのことですが、3DCGの作品をひとつ作るとしたらどれくらいの時間がかかりますか?

三上:ポートフォリオに載せた作品は、暇な日に1日でばーっと作ったので早めにできました。でも、ディティールまでこだわるとやっぱり何週間もかかることもあります。

英語の授業ってどんな感じ?デッサンの授業は“ずずず”を描く…!?

山本:では、ここからは大学生活の話についても聞いてみたいです。三上さんは英語の授業のレベルは何ですか?

三上:今はCクラス、真ん中くらいのレベルです。英語の授業は3種類あって、ひとつは最初にペアを組んでグループワークをする授業です。

山本:先生は日本人ですか?

三上:3人の先生のうち、2人は海外出身の先生です。

山本:取りたい授業や楽しみにしている授業はありますか?

三上:正直、なんでもやってみたいんですよね。山本さんはDHUの卒業生ですが、楽しかった授業はありますか?

山本:そうだな、3DCGをやりたいなら「美術解剖学」がおすすめ。人の骨や筋肉の構造を理解するような授業なんですが、描きながら先生が「ここを動かすとこの筋肉が動いて」って説明してくれるんですよ。

教養の授業は2年次からなので、1年の間はMayaをはじめとしたCGソフトの基礎を学んで、2年になったら美術解剖学やCG数学を学んでさらにスキルを上げよう、とか。DHU生らしい学び方ですよね。今、三上さんはCGの授業を取っていますか?

三上:はい、Mayaの授業を履修しています。blenderとはショートカットやUIなどの仕様が違うので、最初は苦戦しました。ツールは英語で使うことが多いので、そこも苦労しながらではありますが、英語の勉強にもなるので一石二鳥です。

DHUでは世界標準のCGソフト「Maya」を中心に学ぶ

山本:ツールは英語ですよね。デッサンの授業も始まっていますか?

三上:始まっています。鉛筆を削るところから始まって「ずずず」って描いてください、みたいなことを言われるんですよ。

山本:手を描いて、顔を描いて……。デッサンの授業を取り続けるとそのうちヌードデッサンなんかもあって、身体全体を描くのはやはりパーツを描くのとは違いますし、集中力も一段上がる。あの授業を通して、CGのレベルも上がっていくと思います。

三上さんは、将来どんな仕事をしたいんですか?

三上:人をまとめて作品を作りたい、というのが今の夢です。肩書で言うと、監督とか、ディレクターみたいな立ち位置になるんですかね。最終的には、イラストやCG、ゲームエンジンなどいろんなコンテンツを組み合わせた映像作品を使ってみたいと思っています。

入試対策でやるべきこと

山本:新しい質問をいただきました。「ポートフォリオに載せられるようにイラストコンテストに応募しようと思っていますが、入試のための対策はほかにありますか?」とのこと。三上さんは実際にやっていた対策はありますか?

三上:過去、現在、未来の視点をもって、自分がなにをしてきたか、これから何をしたいかを考えてみて、志望理由に繋げていました。逆に、受験を決めてから新しい作品は増やしませんでした。作品で勝負するというよりも、自分自身を見てほしいと思ったからです。

どうやって自分の魅力を伝えるかを重要視していたので、作品型だけではなく、バスケやっていました、陸上やっていました、といった経験についても話しました。将来についても、バーチャルリアリティをやってみたいとか、こんなことにもチャレンジしたい、とか。面接は、自分自身をPRする場にしてほしいですね。

山本:面接練習、やればやるほどうまくなりますからね。

三上:質問を想定するのが難しいですよね。なかでも大事なのは、ひとつひとつの答えにどれだけ個性を載せられるかなんじゃないかな。

山本:私はAO入試(現:総合型選抜)で入学しましたが、わずか10分間の面接が体感的に長かった記憶はありますね。なので、面接で話せるネタは多いに越したことはない。アティコンのようなコンテストに応募すると、賞は取れなかったとしてもエピソードになるので、作品を出すだけでも価値があるんじゃないでしょうか。

最後に、三上さんは夏のオープンキャンパス(以下、夏OC)の企画・運営も担当していますよね。

三上:そうなんです。DHUのオープンキャンパスは学生が主体となって企画・運営をしています。今は7月21日の夏OCDay1に向けて準備を重ねているところなのですが、すごく大変です!

山本:アティコンの締切も、夏OC本番ももうすぐです。どちらも実施要項を見ていただき、ふるってご参加くださいね!




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