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Apple WatchヘビーユーザーからGarminへの移行検討
今年2024年のAmazon のBLACK FRIDAYは11月29日(金)〜12月6日(金)。
Garmin Forerunner265Sが欲しくて、いろいろ調べながら狙っていたところ、11月20日にAmazonアウトレットで安くなってるのを発見しました。
ちょっとフライングで購入して1週間ほど、もともと使っていたApple Watch 9との比較や使い分け or 併用 or 移行の検討など、いろいろ試行錯誤してみました。このブログはその記録です。
ランニングウォッチが欲しい!
きっかけは松本マラソン2024で、記録と音楽再生にApple Watchを使っていて、フルマラソン完走後に残りバッテリーが14%になっていたこと。
サブ4を目標にしてみたくなったのも、一つの理由です。
Apple Watchの使用感には満足していたので、バッテリー保ちとGPSが強化されているという Apple Watch Ultra2 も少し検討しました。
Ultra2なら今使ってるものとの上位互換なので、機能の違いや周辺アプリとの対応などをあらためて考える必要がありません。そのまま、iPhoneと連携して使えるのはとても魅力的だったのですが、いかんせん、お値段がかなりお高め。
(記事執筆時の価格で、128,800円(税込)〜)
Garminの他にも、スポーツウォッチとしてはCOROS、Suuntoなどが人気があるようです。
周囲の友人10人くらいにゆるくご相談したところ、それぞれユーザーがいたのですが、群を抜いて使用満足度が高めでプッシュが強かったのがGarminユーザー。
単なる記録用ガジェットを超えて推されている理由は、連携用アプリのGarmin Connectとコーチング機能にあるということで、使ってみたくなりました。
Garmin Forerunner 265S
Garminのランナー向けミドルモデルです。
2サイズ展開されていて、私は41mmの小さいほうを選びました。
もともと使っていたApple Watch 9 とも近いサイズです。
実際に腕につけてみると、ウォッチフェイスと手首の幅がほぼ同じに。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163603892/picture_pc_fef6e2b7b7e7bf7501839fa4f2c8c75b.jpg?width=1200)
ちなみに私の身長体重etc. の数字は、日本人女性のザ・平均です。256と256Sであれば、ほとんどの女性は256Sを選んでおくので良いのではないかなと思います。
BLACK FRIDAYに入る前の価格は、55,000円くらいでした。BLACK FRIDAYでは49,000円程度になっているので、かなりお買い得だと思います。
Amazonアウトレットで私が買ったものは47,000円。BLACK FRIDAYよりも少し安価ながら、箱も中身も特に傷はなくきれいだったのでラッキーでした。
Apple Watchでよく使う機能とGarmin
私はApple Watchを5年以上使い続けています。
ランニングには基本的にApple Watchだけで出かけていましたし、そこそこのヘビーユーザーなのではないかと思います。
最初の2日は測定値の比較をしたかったり、データがいきなり取れなくなるのが不安で、Apple WatchとGarminを2つ並べてつけてみていました。
併用しているという人もいるようですが、さすがにスマートウォッチを2つつけているのは妙です。
毎日つけるなら1つにしぼりたく、移行するのか、シーンごとに使い分けるのか、検討してみました。
Apple Watchでよく使っている機能とGarminでの代替
1. モバイルSuica
Garmin WatchにSuicaを発行することは可能です。
ただ、使える機能やサービスには大きく違いがあります。
2. Apple Music
Amazon Musicなど、サブスクサービスから音源をダウンロードしてウォッチだけで聴くことができます。
Amazon Prime会員なので、ひとまずPrime Musicで利用しているのですが、機能の呼び出しや同期、曲名などの表示に関して、やや使いづらさはあります。
一度プレイリストの再生を始めてしまえば、あまり気にならないかもしれません。
3. Nike Run Club
ウォッチでこのアプリは使えないのですが、ランニングウォッチとしてGarminが特化している部分なので、あまり気になりません。
4. ヘルスケア、アクティビティ
実はApple Watchでも、かなりのデータを採ることができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1732806731-2zTfhrjAX0v3aJUw6sbPiWMF.jpg?width=1200)
走力の向上の参考にできるデータ項目も多数あり、特に最近のアップデートで細かく見られるようになってきました。実はこの辺もすぐにGarminに移行しなくてもいいかなと当初迷った部分です。
これらはGarmin connectで置き換えることになります。一部はヘルスケアにも連携されてるので、継続してみられるデータもあります。
5. 天気予報
ちょっと見にくくなりますが、好みや慣れのレベルです。
6.タイマー
呼び出しにくいのが難点ですが、標準で存在してます。
7. 通知確認
問題なく見られます。さすがにウォッチから即返信はできません。
年に1回くらい、電話機能も使っていたのですが、それももちろん使えません。
8. Audible
ユーザーは限られると思いますが、使えません。
9. 画面キャプチャ
この機能はありません。データとしてはスマホから見られるのですが、とっさに記録を残しておきたいと思った時にちょっと不便。
Apple WatchとGarmin、それぞれで使えるSuicaの違い
実は曲者なのが、Suicaです。
GarminでもSuicaが使えるというのは、1つのウリになっているのですが、Apple Watchと比較すると使えない機能やサービスが多いです。
正確には、ウェアラブルデバイスの中で Apple Watch が Suica の利用について、相当に優位性を持っているのであり、Garminが他のデバイスと比較して劣っているということではありません。
とはいえ、Apple Watchでの Suica の使いやすさと比較すると、その違いを意識せざるをえません。
Apple Watchで享受していた モバイルSuica の機能について、主だったものをGarminデバイスでできることと比較すると下記となります。
機種変更時の引き継ぎ → できません
オートチャージ → できません
払い戻し → できます
JREポイントを貯める → できます。ただ、付与率は悪くなる可能性があります。
JREポイントからのチャージ → できません
新幹線、特急券のチケットレス発券 → できます
グリーン券の購入・チケットレス発券 → できません
Apple Payを経由したモバイルSuica が、むしろ非常に融通が効くサービスだったことを実感します。
JREポイントについては、オートチャージで付与率が高くなるViewプラスというサービスがあります。
https://www.jreast.co.jp/card/point/save/viewplus.html
Garminでは、このメリットを享受できなくなるのが、非常に痛いです。Apple Watchではオートチャージが使えるため、付与率は1.5%になります。
一方、Garminの場合だと、Google PayからのチャージによるJREポイント付与率は0.5%に止まります。ポイントが付与されるだけ良いのかもしれませんが、1.5%からの減少は非常に大きく感じられます。
さらに、貯めたJREポイントをチャージできないのも、かなり痛いところです。
決済そのものは非常にスムーズですし、何円チャージされているかを確認するのもウォッチだけで可能です。Apple Watchでは物理ボタンのダブルプッシュで確認できていたのに比べると、ちょっと手間はかかりますが…。
Garmin Connectの魅力 〜 データ可視化とゲーミフィケーション
一方で、Garmin を1週間程度使ってみて、ユーザーが激推しする理由が徐々にわかってきました。
Apple のヘルスケアでも、相当に多くの情報が可視化されています。
当初は、ヘルスケアでも確認することができる要素が、Garminでは勝手に総合的に判断されて、点数表示されるだけと思ってました。
ところが、数日着用して点数を提示されるようになると、点数に引っかかりを覚えるようになるのが不思議なものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1732805586-8XaqpOe2jsGw1Exy4FiNkoHB.jpg?width=1200)
実はこの点数が、ゲーミフィケーション要素になっているのだと思います。
個々の要素データとしては目新しさはありません。
しかし、総合点で表示されて、さらに同世代と比較されること、改善に向けた提案があることで、次のアクションを起こそうという気持ちが起こります。
また、行動データの分析については、ヘルスケアやアクティビティよりもかなり強力です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732806530-OgBoUnyMauNIh0SD5dATk9wv.jpg?width=1200)
1週間程度の利用なので、まだ測定・分析が続いている機能がいくつかあります。
全ての機能を使うには、4週間は着用し続ける必要があるそうです。
3月に参加するフルマラソンを目標に、トレーニングプランを設定したので、少なくともレースまでは使い続けようと思っています。
結論
実のところ、日常生活での使いやすさや表示の読みやすさ、機能の拡張性などは、Apple Watchが格段に上です。Suicaの使いやすさも、ほぼ比較になりません。
ただ、それを持ってしてもGarmin Connect のライフログ&ランニングデータの可視化・分析は非常に魅力的です。
結果として、下記の3点を大方針に、Apple Watch から Garmin に乗り換えようと考えています。
ランニングだけでなく、普段の生活での利用も含めてGarminへ移行
SuicaはiPhoneをメインユースにする
ランニング時のコンビニ立ち寄りなどでの少額決済のみGarminで使う
Garmin Connectによる、ランニングに特化したデータの可視化と解説、サジェスチョンは、Appleのヘルスケアでは補うことができません。
このあたりを自力で数字を見て把握することができる人なら、むしろAppleでもいいのかもしれません。
このあたりのランニングコーチング機能を、Appleの純正アプリか、Stravaなどが提供してくれるようになったら、Apple Watchに戻してもいいかなと思っています。