こんなお仕事がしたいです
某音楽雑誌の休刊で、今後は私も実働時間にして3〜5日分の余裕ができそうです(涙。もちろんやるべきことは山ほどありますけど。ツイッターにはときどき書き散らしているのですが、こんな仕事をしてみたい、という希望は、やっぱり可視化しておいたほうが夢が叶いやすいかなとおもいまして。
ということで、はじめはとりあえず2つだけですが、その都度書き足したり、書き換えたりするスペースとして使いたいと思います。私の知ってる編集者さんも、知らない編集者さんも、皆さんがここを覗いてくれて、本当に夢が叶ったらうれしいな。全力営業活動w。
オッター様の全ディスコグラフィー、全解説
私の最推し、永遠に最高の歌手であり続けるアンネ・ゾフィー・フォン・オッター様(絶対に呼び捨てができない。おそらく、自分から能動的にサインをもらいに行った、唯一のアーティストですw。
オッター様がいなかったら、私はきっとドイツ歌曲の世界の素晴らしさ、奥深さを、永遠に知ることなく終わっていたことでしょう。その意味では、フィッシャー=ディースカウよりも、ゲルハーエルよりも、本当の意味で歌曲史に名を刻むべきはオッター様だと思っているくらいです。もちろん、私の中での《ばらの騎士》オクタヴィアン枠は永遠にオッター様です。これだけは死ぬまで変わることはないでしょう(断言。
もちろん、オッター様の溢れんばかりの才能は、ドイツ歌曲の世界を照らすだけではとどまりません。オッター様が手がけるすべての曲が、新しい意味と説得力をもって、ふたたび生まれ変わるのです。何の誇張もありません。そんなことが可能な歌手が、オッター様以外にいるでしょうか。
そんなわけで、オッター様が録音したすべての音盤を、延々と解説するような連載がしたいです。連載終わったら本にしたいです。その魅力を発信し続けたい。そしてそれ自体がオッター様の人生の軌跡として立ち上がるような、こんなすごい大歌手がいたのだという記録を遺したい。わりと切実です。焦ってさえいます。ぜひどなたかお願いします!!
1年生向け入門授業の書き起こし書籍化
私のツイッターを長年フォローして下さっている方はご存じだと思いますが、4月〜7月にかけて、私が奉職する大学の1年生向けに実施している入門の授業で、学生のすぐれたコメントをツイッターで紹介しています。どんな授業内容なのか、ツイッターではちゃんと説明していなかったような気がするので、ここでシラバスを貼っておきます。
うちの学科は、美術、音楽、演劇映像という3本柱で成り立ってます。最終的に学生が専攻する際の人数比率は5:1.5:3.5くらいな感じで、音楽分野は常に圧倒的マイノリティw。この授業は、1年生の必修扱いとなっています。これを受けたあと、2年生以降でまったく音楽の授業を履修しないという学生も大変多いので、ある意味、責任は重大なんです。美術や演劇映像をやりたいと思ってやってくる学生は、音楽難しい、つまらない、わからない、って思ってることが多いので。
そんなわけで、この10年くらい、芸術全般には興味があるけど、音楽に対してある種のアレルギーを持っている学生も含まれる母集団に対して、音楽そのものの魅力を伝え、ひいては芸術全体を理解するために音楽の知識は欠くべからざるものだよ、と伝えるためにはどうしたらいいのか、ということを試行錯誤し続けています。わりと学生の評判もいいとおもいますよ(突然の自画自賛w。
扱う素材は言葉を伴う音楽作品。第九、魔王、ウェルテル、ヴォツェック、トリスタン、ツァラトゥストラ、牧神、ペレアスとメリザンド、サロメ、ばらの騎士、月に憑かれたピエロ。私の趣味も多分に入ってますがw、わりとこれらは有機的につながっていて、違う側面から観た、18世紀以降の音楽史的側面も持ち合わせています。というか、10年かかって、ようやく有機的にこれらをつなげて話せるように自分が成長しました、というべきかな。最初期にこの授業を受けた学生(いまはもうアラサーになってる)が、いまこの授業を聴いたら、わりとアップデートされてるな、と感じてくれるのではと思います。
これ、新書くらいのサイズ感でまとめられたら、わりとたのしい読み物になると思うんだけどな〜。音楽の世界を含む、芸術全般への入門書的立ち位置。優れた学生のコメントも合間に挟みつつ、ドキュメンタリータッチにしたらとても面白いと思うんです。自画自賛続いてるけど、それくらいは許されるだろう。面の皮も厚くなったw。全15回の連載+書籍化とかもありです〜。
よろしくおねがいします!
とりあえずこんなところで。まずは2つですが、今後徐々に増やします。全国の編集者様、ご連絡頂いたら、いくらでも詳しく説明いたしますので、まずはぜひご連絡下さい!