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手指のアルコールはしっかり使おう!
手指の消毒に使用されるアルコール製剤。液体やジェル状の製品などさまざまですね。これらの製品はポンプ式のものが多く見受けられます。中には足でペダルを踏むタイプや手をかざすと自動で消毒薬が出てくるものもありますが、大部分は自分の手でプッシュするタイプの消毒薬が多いです。感染は手を介して起こることが多いです。感染対策のためにもしっかりと手を消毒する方法を知りましょう。
|| 手指用アルコール製剤の利点
手指用アルコール製剤は医療現場でも頻用されている手指の消毒方法です。洗面台がない場所でも手を清潔にできることが利点です。ですから、看護士のように消毒薬を身につけて動き回ることも可能です。必要な時にサッと手を清潔にできますし、タオルや石けんなどの準備もいらないことが最大の魅力かもしれませんね。
|| 手指用アルコール製剤の注意点
とても便利な手指用アルコール製剤ですが、使用にあたっては注意することがあります。
① 手に見える汚れがないこと
これがとても大切。手指用アルコール製剤は「アルコール」ですから、消毒薬です。ですので、「汚れを落とす効果」はありません。手に見える汚れがある場合はやはり水と石けんで洗うことが大切です。
② 充分な量をしっかりと擦り込むこと
充分な量とは、「15秒以上手に擦り込める量」のことをいいます。具体的な量はボトルのノズルをギュッと下まで押し込んで出てくる量です。液体の製品であればだいたい3mlです。(ジェルは少し少ないので2プッシュくらい欲しいです。)
③ 乾いた手に使用すること
手を洗って、さらにアルコール消毒は不要です。ただ状況により、手が濡れている状態になった場合、手は水分が無くなった状態でアルコールを使用します。理由は手が濡れているとアルコール濃度が下がってしまい、消毒にならないからです。
|| 正しい使用方法でこそ、効果があります
街を歩いていて、手のアルコール消毒をしている人を見ていると大部分の人が正しく使用できていないです。もちろん、手の汚れの有無は私の目からは確認できませんが、使用量が圧倒的に少なく、擦り込みの時間も足りない。擦り込みの時間が少なくて済むのは使用量が少ないからだと思います。アルコールは揮発しますので、すぐに乾いてくれます。だから、擦り込み時間が少なくて済むのだろうなぁ。と考えています。
|| 擦り込む部位が大切ですよ!
手に手指用アルコールをとり、手を擦る。はい。そうなのですが、よく擦り込まないといけないのは指先です。指先の消毒をしっかりとします。アルコール製剤を手に取ったら、まずは指先!!両手の指先にしっかりと擦り込むところからスタートです。皆さんがよく物に触れたり、掴んだりするのは指先ですからね、ここをいちばん消毒したいところです。手のひらに消毒薬を取り出して、両手を合わせて擦り込んで終了!の人は指先の消毒を心がけてくださいね。ボタンを押す、物を摘む、握るなど、ほとんどの手の動作は指先で起こっています。
|| ポイント抑えれば簡単!!
手の消毒に順序があるの?と思うと、面倒そうに見えますが、ポイントを抑えて慣れてしまえば簡単。そんなに億劫ではありません。しっかりと規定量の消毒薬を手に取ったら、アルコールを乾かすためにも皮膚に擦り込ませたくなってきます。手のひらだけでスリスリしていてもアルコールは揮発していきません。指先、指の背、指の間、手の甲、親指周り、手首としっかりと擦り込んだらアルコールはちょうど乾いて無くなります。これが正しい手指の消毒です。
|| まとめ
手の消毒に有効なアルコール消毒薬。医療現場でも取り入れられている消毒方法です。せっかく行う手指の消毒。ポンプをギュッと下まで押し出したら、それが規定量のアルコールです。しっかりと指先から擦り込んで感染対策です。