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「宇宙のガソリンスタンド」を目指すOrbital Fab

自動車のガソリンスタンドならぬ、「宇宙のガソリンスタンド」を目指すベンチャー企業がある。

アメリカの宇宙ベンチャー Orbital Fabだ。

Orbital Fabは2018年に創設したばかりの企業で、宇宙空間における人工衛星への燃料補給を行うサービスを開発している。

人工衛星は、宇宙空間での移動や姿勢制御に、キセノン推進剤を使用する。現状では、この推進剤を使い切り次第、その人工衛星は運用終了となっている。

人工衛星への推進剤の補給はは、人工衛星の運用期間を伸ばし持続可能な宇宙環境の保全に大きく期待されている事業だ。

Orbital Fabは持続可能な宇宙利用に向けて、注目のサービスを構築しているのだ。

1. 宇宙のガソリンステーション構築に向けた歩み

人工衛星への燃料補給サービスを開発するOrbital Fab。
ここまで、その歩みはもの凄いスピードをもって動いている。

設立まもない2019年には、国際宇宙ステーションを使った燃料補給実験に成功した。宇宙空間での液体の注入実験だ。

さらに、先日には1200万ドルの資金調達にも成功し、潤沢な資金と大きな期待を獲得している。

現在は2023年、最初の燃料補給衛星2隻の打ち上げに向けて、開発が進められている。

宇宙のガソリンスタンド構築に向けたOrbital Fabの歩みは着実に進んでいる。

2. 日本の宇宙ベンチャー Astroscaleとも提携

また、Orbital Fabは日本の宇宙ベンチャー Astroscaleとの提携を発表している。

Astroscaleは宇宙ごみ(スペースデブリ)の除去を目的に設立されたベンチャー企業だ。日本で最も注目度の高い宇宙ベンチャーである。

Astroscaleは、将来的に、開発したスペースデブリ除去衛星がOrbital Fabの衛星で燃料補給しながら、スペースデブリの除去を運用する姿を描いているようだ。

持続可能な宇宙環境の構築を目指すOrbital FabとAstroscaleの提携は非常に夢があって、個人的にワクワクする未来となっている。



「宇宙のガソリンスタンド」を目指すOrbital Fab。
人工衛星の運用年数を伸ばし、人工衛星の姿を大きく変える可能性を持った注目の企業だ。

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