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BlackSkyが新たに2台の人工衛星を打ち上げ
アメリカの衛星ベンチャー企業である、BlackSkyが人工衛星2台の打ち上げを行った。
BlackSkyは2014年に設立、シアトルとバージニア州に拠点を持っている。現在は軌道上に5機の人工衛星を運用していた。
今回の打ち上げで軌道上の人工衛星は7台になる。来月にはさらにもう1台の人工衛星が打ち上げ予定だ。
ロケットの打ち上げはRocket Labが担当し、BlackSkyの衛星は高度430kmに配置している。
1. Blackskyとは
Blackskyは前述の通り、2014年に創設したアメリカのベンチャー企業だ。
運用する人工衛星は光学衛星だ。複数の光学衛星を使った衛星コンステレーションの構築を目指している。
構築した衛星コンステレーションを使った衛星画像の販売が主な事業領域となる。
2. 強力な競合の存在
光学衛星の衛星コンステレーションを使った画像販売には、強力な競合企業がいる。
アメリカのベンチャー企業であるPlanet Labsだ。
Planet Labsはすでに120機以上の光学衛星による衛星コンステレーションを構築している。
BlackSkyとしてはPlanet Labsクラスの観測頻度と範囲には到底及ばない状況だ。
3. BlackSkyの戦略は?
画像販売事業としてはPlanet Labsに先をいかれている状況だ。
そんな中でも、BlackSkyが衛星コンステレーションを構築する理由は何だろうか?
大きく考えられるのは、提供可能な画像の質だ。
Planet Labsの運用する衛星の解像度は3m程度だ。
一方で、BlackSky衛星の解像度は1mと高い解像度を提供している。
この状況から読み取ると、BlackSkyはこの高解像度で高頻度の画像販売を目指しているのではないか。
BlackSkyより高い画像の質で、Planet Labsに挑んでいく形になるだろう。