魚の鼻の穴は「4つ」ある!?
身近な生き物だけど、体の構造は不思議がいっぱいだ〜
「魚」は日本人にとっても馴染み深い生き物だ。
そんな馴染み深い生き物でも、意外と知らない生態は数多くある。
例えば、「魚の鼻はどこにあるか?」という疑問を明確に答えられる人はどれだけいるだろうか?
この問題を聞くと、
「そもそも、魚に鼻なんてあるの?」
「水の中で臭いなんて分かるの?」
と思う人も多いかもしれない。
魚の鼻の穴は「4つ」ある!?
実は、魚の鼻は「4つ」の穴が空いている。
ちょうど、目と口の間をよく見ると、左右それぞれに2つずつ穴があるのだ。
「魚」たちにとっての鼻は、水中を浮遊する化学物質を感じる器官だ。
水中を漂う化学物質を鼻の中で感じ取り、エサや環境変化を敏感に感じている。
以下に、「魚」の顔の構造の模式図を示す。
4つ空いた鼻の穴のうち、2つは「入水口」で残りの2つは「出水口」の役割をもっている。
※便宜上、「入水口」、「出水口」と呼びます
「魚」は人間と異なり、自らの呼吸によって水を出し入れすることはできない。(酸素の交換は「エラ」の役割だしね〜)
その代わり、「魚」は自らが泳ぐことによって「入水口」に入った水が「出水口」から出ていく流れを生み出して、臭いを感じている。
人間とは異なる鼻の使い方、かつ、非常に合理的な構造をもつ、「魚」の鼻は「お魚好き」にとって非常に魅力的な器官となっている。